日本国民としての自覚 紀元2671年 辛卯 水無月
我が国は戦後、GHQにより民主主義の名の下に、自由主義或いは個人主義がもたらされた。国利民福の精神が強く人々の心を支配してゐた間は、個人の積極的な経済活動は著しく国富の増進に寄与してゐた。
ところがその後、自由主義・個人主義なる思想の普及と共に、経済活動に於いて利己主義が公然と正当化されるようになった。この傾向は経済活動に留まらず、左翼思想と一体となって政治、道徳、教育その他百般の文化に影響を与え、國體破壊を以て理想的社会を実現し得ると考えると云う妄想を生ぜしめたのである。
元来、内閣総理大臣以下閣僚は二千六百有余年の歴史と文化を護り、後世に引き継ぐ責任と義務が課せられており、天皇陛下より陛下の赤子(せきし)である国民の生命と財産をお預かりしてゐる身である、と云う事を忘れてはならない。
そして国会議員及び地方の首長並びに地方議員にあっても、その役割は陛下の赤子をお預かりしてゐると云う事であり、その責任は重大なものであることを自覚せねばならない。
また国民一人一人にあっては、有史以来の祖先から引き継がれてきた遺風と歴史を、後世に引き継ぐ責務があるのである。
しかしながら近年の国会議員をはじめ地方議員、官僚、国民も含めて、天皇陛下の臣民であると云う自覚が無い為に公を忘れて私心に囚われてゐる。
今般発災した東日本大震災によって、幾万もの尊い国民の命が奪われ、家族或いは家屋を失い、更に誤った政治判断の結果、福島第一原発の甚大なる事故を招き、多くの同胞(はらから)の生活を奪った。
本来であれば被曝を避けるべく、迅速なる非難を以て対処せねばならぬところ、無能無策なる政策の下、多くの福島県民の家屋、財産、生業、犬猫などの愛玩動物並びに馬、牛、豚などの家畜の避難すらままならなかった。
更に福島第一原発周辺に於ける地震、津波による犠牲者のご遺体の収容も為されておらず、それらは腐敗、白骨化しており、身元の判明もつかぬまま今も尚、放置されたままである。
更に被災地では十分な支援物資が届かなかったことによって餓死者が出るなど、凡そ平成の近代国家とは思えない状(さま)を呈してゐる。
今、我が国に於ける政府の機能は全く果たされてゐないのである。
ところが内閣総理大臣以下全閣僚、そして国会議員、地方議員更には国民にあっても、この異常事態に終止符を打とうとする者は誰もおらないのである。
さらに今、我が国は支那・朝鮮・露西亜の三国より領土は侵され、将に侵略されむとしており、有史以来未曽有の国難にあると云う自覚を多くの国民は全く理解しておらないのである。
我が国は有史以来、二六七一年の伝統文化を有する世界最古の皇室を戴く民族であると云う自覚の下に、今こそ一億国民は総決起して、この国難突破に全力で当たらねばならないのである。
明治維新以来、近代国家を進めてきた我が国ではあるが、それは我々の祖先が、支那、露西亜、米、英を相手取り、幾万もの英霊の血を流した結果が、今現在の日本の礎となっておることを決して忘れてはならないのである。
総理及び全閣僚は耡⊃声劼忙嫁劼掘ー罎キ颪鯔姫劼垢覦戮某覆鵑濃恐擇気譴娠冦酳C里ョ「悩C瞭ノ椶「△觧「魎脅佞垢戮C覆里任△襦D悒薀悒蕕靴討陲訃豺腓任呂覆ぁ

8