連日の雨続きで3回も延期していたWロケ地巡り。
今日も午前中から雨

の予報だったけども、いい加減我慢も限界になっていたので
雨天決行した。
今回のロケ地巡りではテーマを決め、それに沿った行程を組んだ。
テーマは
「はじまりとおわり」。
「AtoZ」と言いたいところだけど、さすがにそれは恥ずかしいので自粛(爆)
最初に訪れたのは幕張メッセのある千葉市美浜区。
JR海浜幕張駅からほど近い
NTT幕張はミュージアムの本社
「ディーガル・コーポレーション」として使われていたビル。

作中では「DG DIGAL」のロゴが入る赤い色が印象的な造作物は2ヶ所にあるが、撮影ではビル北側の
ハイテク通りに面した方が使われている。
映像の右側に映っている
シャープのビルが目印。
で、この場所、ちょっとアングルを変えると・・・
「オーズ」のOPで比奈ちゃんが赤い布を持っているシーンの映像になる(笑)
ってか、Wであれだけ
重要な施設として使われていた場所を、どうして次の作品のOPでまた使うかね(爆)

NTT幕張ビルに面した
ハイテク通りは、第34話で霧彦と妹の雪絵が電話で話している回想シーンで使われた。
電話を切った霧彦が冴子のオフィスへと向かう、刹那的な場面。
NTT幕張にはもう1ヶ所、オーズのOPで使われている場所がある。
メッセモール側にせり出すように作られた2階建てくらいの小さい建物、その屋上でアンク(三浦涼介くん)が歩いて来るシーンが撮られている。
オーズのポージングも同じ場所だけど、そっちは合成かも。

オフィスビルの屋上だから当然一般人は立ち入りできないが、アンクの横に映っている白い三角の造形物はこの屋上に同じものがあるのを目視確認できたし、アンクの背後には、向かって左側に
ワールドビジネスガーデンのツインタワー、右側には
イオン本社ビルががっつり映っていて、更に後方には
千葉マリンスタジアムも見えるので、方角から考えても間違いなくここを使っている(笑)
ってか、田崎監督は近場でまとめ撮りし過ぎ(爆)

JRの線路を通り越し、次は
幕張メッセへ。
幕張メッセ北ホールはW第1話で
「ウィンドスケール風谷支店」としてマグマに襲われた場所。
つまり、テレビシリーズとしての
初変身の場所。
幕張メッセの横を抜け千葉マリンスタジアムの裏側へ廻ると、そこには
人工海浜幕張の浜がある。
ここが夏でも遊泳禁止なのは知っていたけど、まさか
砂浜へ続く道が封鎖されているなんて!
でも、今回のロケ地巡りの一番の目的はこの砂浜。
ここまで来て諦めては帰れない!
隙間から砂浜へ潜入(爆)

ここは第48話で翔太郎とフィリップがキャッチボールをした砂浜。

翔太郎がもたれかかっていたガードレールは何故か半分以上砂に埋もれていた。
背後の小屋やマリンスタジアムの屋根の位置関係から見ると間違いないんだけど、ちょっと印象が違う。

キャッチボールの場所は、映像でチラ映りしていた白い布を被せられた3つの立て看板(?)を根拠に確定(同じアングルで撮れないのが残念)
海浜幕張駅へ戻り、JR京葉線で隣の新習志野駅へ移動。
そこから徒歩で、京葉埠頭近くにある
サッポロビール千葉工場へ向かう。

ここはミュージアムの中枢施設
「CHARMING RAVEN」として、W終盤を盛り上げた場所。
公式HPによると、工場内は見学ができ(予約制)、工場の敷地内にあるサッポロビール園ではビールの試飲

もできるらしい。
ビールが飲めない私では試飲もままならないので、とりあえず工場の外観だけでも見ておくつもりで行ってみた。

途中で行くのをやめようかと思うくらい駅から遠くて歩くのが大変だったけど、現地へ行ったら外観だけでも見れて良かった、来られて良かったと、心からそう思った。
しかし、そこはやっぱりビール工場。
周囲を歩いただけでアルコールの匂いが鼻について困った(^^;
第47話、第48話のユートピア戦(タブーが翔太郎たちを庇った場面)は工場の敷地内を使っていたけど、菅田くんもひかるちゃんも凛ちゃんも実年齢は
未成年の筈・・・
いいのか?(爆)
JR京葉線からりんかい線に乗り換え、今日最後の目的地、東京テレポート駅へ。
お台場を代表するロケ地、
夢の大橋は、これまでに何度もロケ地巡りで来ている、勝手知ったる私のホーム。
でもそれ以上に、この橋には私自身の辛い過去が沢山残っている。
8年前、仕事と、職場の上司との関係が原因で鬱状態になり、毎日毎日、休憩時間に職場を抜け出しては心を休ませていたのが、この夢の大橋。
辛くて職場の休憩室にいられず、真冬でもここでしかランチが食べられなかった。
唯一、自分自身を取り戻せる場所。
そんな日々が1年続いた。
だけど、好きな作品のロケ地として使われてくれるお陰で、今は「辛い過去」よりも「楽しい思い出」の方が多くなっている。
その橋で、Wの最終回、一度は消滅したフィリップの復活とWのラストバトルが撮られた。
そして忘れちゃいけない、互いの正体を知らぬまま淡い恋心を抱いていたであろうフィリップと若菜姫が初めて顔を合わせた第37話の
「風都大橋」もここ。

まず第37話、フィリップと若菜姫が会った場所。
青海と有明をつなぐ橋の、主に有明に近い側で撮影されている。

背景に写る水色の線はゆりかもめ線の高架。
そして最終回。

翔太郎たちの前にペットショップの店員(エナジー)が立ちはだかった場面。

エナジーに撃たれる翔太郎。

フィリップが復活した場所。
全く余談だけど、翔太郎の背後に映っているタワーマンションに私の知り合いが住んでいる(爆)

若菜が地球の本棚に入り「自分なりのガイアインパクト」を模索していた場所は、第37話でフィリップと初めて会った時とほとんど同じ場所。

弟に地球の未来を託すと決めた若菜がガイアメモリに姿を変えたのはこのアングル。
第37話撮影の時は、まさか最終回で同じ場所を使うとは想定していなかったのだろうが、
そこにある筈の風都タワーが映っていない(爆)
でも、フィリップに「本当の若菜さんでいて欲しい」と言われたその同じ場所で、最後の最後に若菜が「本当の自分」を取り戻しフィリップの復活につなげるという、すごく綺麗で感動的な使い方をされたのは良かった。
ちなみに夢の大橋でも、風都タワーが建っているのと全く同じ場所で今大掛かりな工事をしているので、
もしかしたらこのままここに風都タワーが建つんじゃないかと思えてしまった(笑)
総移動距離およそ105キロ(うち徒歩15キロ)
空の様子を伺い時間と戦いながら、第1話の初変身、第48話のキャッチボール、そして最終回のW復活、その中にミュージアム関連施設を入れた、全5ヶ所の強行軍。
「はじまりとおわり」をテーマにしたロケ地巡りは、まるで
Wの1年間を猛スピードで駆け抜けるように、完全燃焼して終わった。

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