2012/11/29

忘れないというかたちの支援  複数

11月25日、福島へ行ってきました。
前日はジェミーさんがにゃんこはうすへお手伝いに来てくださいました!
ありがとうございます。

クリックすると元のサイズで表示します
高瀬川


ヘボ班から脱出すべくありこさんと2ヵ所の捕獲場所を行ったり来たりしていたので写真がほぼ同じになっていますが。

この美しい景色を毎年見ていた地元の人たちが本当に戻れる日はいつ来るのか。

街なかに大きな川が2本流れる盛岡も鮭が遡上し、白鳥が飛来するところなのですが、
福島のここ浪江町を流れる川にも鮭が多数遡上していました。

クリックすると元のサイズで表示します


クリックすると元のサイズで表示します


静かで、のどかな光景でした。

*****

そして。

モーションカメラに映っていた鈴付き首輪を付けた猫を保護。

クリックすると元のサイズで表示します
富岡町で


てっきり白猫だとばかり思っていたので、茶白の猫が入っているのを見たときは「えっ?」
目当てとは違う猫を保護=ヘボ班続行?? と思ったものの
(保護できたこと自体はもちろん喜ばしいのですが、想定外になってしまうところがヘボ)

まさか兄弟? 複雑な思いをしながら連れ帰って。

改めて映像を見直したら、確かにツートンカラーでもあり。
ほかの映像で特徴的な尻尾を確認。
(長毛なのに短尾というのも珍しい)

保護する前から「アリスちゃん」と名前を付けて頼む、今日こそ…!
と捕獲を試みること1ヵ月。

クリックすると元のサイズで表示します
付けていた首輪


クリックすると元のサイズで表示します
ボンママ撮影


去勢済みの男子。超甘えん坊。仮の名は「トオル」に変更。

これだけ特徴があるのだから、きっとすぐに飼い主さんは見つかるよね。

見つかりますように。


実はこのコに似た茶白長毛の猫を、保護場所とは国道をはさんで反対側の別の依頼主宅で見かけているのです。同じコなのかどうか…。
今年の6月頃だったか。たしか梅雨時で、
雨に濡れるのもかまわず、給餌器から黙々とごはんを食べていたコ。

こちらに気づいて、さっと逃げてしまったけれど。

グリオに似ている。

この時もグリオに似てるなあと思って。


念のため、給餌器を置いている依頼主さんへ茶白長毛の猫に覚えはないか電話してみたのだけれど。
(この飼い主さんは茶トラアメショを捜索中)

わからない、とのことでした。

それからポツリと、今ごろ飼い主が見つかったところで、
引き取れないんじゃないですかね、と。

先月電話したときとちょっとトーンが違っていたけれど。

夏にガラス窓を割られていて、泥棒に入られて。
先月の給餌のときには「録画中」という張り紙があって。
(ドキリとして電話で確認してお話を聞いて、事情がわかりました。)
(給餌と依頼の猫の捜索継続はもちろんよろしくとのことでした。
ここのお宅は敷地内の屋外に給餌しています。)

ほかの依頼主さんもそうですが、いつ終わるかわからない避難生活にあって
気持ちの揺れがずいぶんあるような気がします…。

行き場のない思い。

結果がいつ出せるのかわからない現状。

自分の生活・将来のことはもちろん、飼っていたペットの消息すらわからない。

不安と絶望と悲しみと。


いつまでも(給餌と捜索を)お願いしていいものか迷います。申し訳なくて。
という依頼主さんもいました。

実は…(私たち動物ボランティアを知る前に)寂しくてやりきれなくて
新しく猫を迎え入れて飼っているんです。
と、初めて聞く事情の方もあったり。


被災をされた方々の中には、苦しくて、心の整理がつかず、今も当時のことや、亡くなられた方を忘れられず、悲しみにくれている方がたくさんいます。

人は誰でも、答えのない悲しみを受け入れることは苦しくてつらいことです。しかし、日本が一つになり、その苦難を乗り越えることができれば、その先に必ず大きな幸せが待っていると信じています。



今年の春のセンバツ(高校野球)のときの選手宣誓をした石巻工業高校の選手たちがみんなで考えたという宣誓の文章。
自ら被災した彼らの姿は忘れられません。

陸前高田市の被災者の方で、家族を失った哀しみと絶望を抱えてこれからずっと生きていかなければならないのかと沈んでいたとき、阪神淡路大震災を経験した人たちと出会って。
阪神大震災で息子を喪った方が、3年くらいしたときから少しずつ悲しみは癒えてきて頑張ろうという気持ちになったといって。その言葉を聞いて、「ホッとした」と陸前高田の方が言っていました。いつまで自分はこの絶望とともに生きていかなければならないのだろうとわからなかったが、こうして経験者の言葉を聞くことで救われた、と。時間が区切られることにホッとしたと。

忘れること。忘れないでいること。
忘れたくないのに、記憶があいまいになっていくこと。


人は二度死ぬという。
一度目は肉体の死。
二度目は友人に忘れ去られることの死。

ヘルマン・ヘッセの言葉、というより「トーマの心臓」の冒頭部分と言ってしまうところがふざけているのかと突っ込まれそうですが…。


当事者ではない私たちができることのひとつに、「忘れないこと」というのがあると思います。
哀しみや絶望の体験は、その人自身のもので、その人自身が時とともに受け入れ、折り合いをつけていくしかないのかもしれません。


時には忘れたいと願い、時には決して忘れたくないのに忘れそうで怖いと不安になる。


私にできることは、できる限り(それがいつまでとはわからないけれど)給餌と捜索を続けたい。
そして、名前を呼ばれなくなってしまった彼らの名前を呼びたい。
あなたたちの名前は忘れない。飼い主の声ではないけれど、聞こえているといいなあ。

もしかして肉体は滅びて土に還ってしまっていても。
名前を呼んで。どこかに届けばいいなあ。

被災した方と接するとき、意図せず傷つけていないかとか、無神経になっていないかとか。思ったり迷ったりもするのですが。

できるだけ誠実でいたいです。


にゃんこはうすスタッフ非常勤のボンママのブログ、よろしければご一読ください。


当事者ではない私たちができることはたくさんあります。






*****

アフィリエイトです。

フェイスブックで見つけたものですが。

ミィには30人以上のきょうだいがいて、スナフキンがミィの弟だったとか…。

クリックすると元のサイズで表示します


ミィのマフラー


*****

←プチポンショッピング、収益の一部はプチポン猫のケア費に充てられます



*****

※プチポン保護猫へのお問い合わせ

里親希望はこちらのフォームから

一時預かり希望はこちらのフォームから

人気ブログランキングへ
いつもありがとうございます


10
タグ:  里親募集 東北



この記事へのトラックバックURLはありません
トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ