2014/6/23
新生活 満喫中 プチ里親便り

サンクロウくん

ラテくん
里親さんから届いた写真は、何よりの喜びです。
すっかり、新しいおうちになれたサンちゃん。
少しずつ、自分の時間でなれていくはずのラテ。
ふたりとも、もとの名前のまま。
茶白は甘えん坊が多い気がします。
ありがとうございます。
感謝をこめて。
*****
この週末は東京からのお客さまをプチポンみんなで歓待し、
とてもすてきなひとときを過ごしました。
日曜は沿岸の宮古市とジュリアンがいた山田町へ。
それはまた、後ほど。
*****

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2014/6/17
人は双手の音を知る 福島の猫たち

さえぎる緑の向こうに見える鳥居
前回のブログ記事の続きです。
空ぶりでした。
にゃんこはうすには具合の悪い子が複数いるので、
捕獲器をかける場所を国有地化が予定されているところに限ってかけたのですが。
先月、思いがけない場所に付けたモーションカメラに首輪付きの三毛猫が映っていたので、
なんとかその子を保護したいと前回とは少し違った工夫をしたのですが。
震災前はその子は何歳だったのだろう。
猫にとって1年は4年分の歳月というから、あの子は3年間(あの子にとっては12年間分?)、人がいなくなった場所で過ごしてきたのかと思うと。
暗闇の中で。
金属製の捕獲器の周りにしばらくいて。くんくんとにおいをかぎ回って。
捕獲器に入るのは怖いのだろうな…。
小柄で。
おいで、一緒に行こう。と、ずっと心の中で話しかけているのですが。
最善、最高のタイミングというのがあると信じて。
*****
写真は、以前新聞記事に載っていた大熊町の神社です。
うっそうとした緑に隠れてわかりにくいですが、木の鳥居が見えるでしょうか。
一年に2回だけ、春分と秋分のその日、その神社から「日隠山(ひがくれやま)」に向かって日が沈む様を見ることができるのだそうです。
参道すらよくわからない場所。
地図を見てもよくわからないところを、ゆきちゃんが連れていってくれました。ありがとう。
自然を敬い、神社をつくり、まつるということ。
そこに住まわせてもらっていることへの感謝の気持ち。
昔からの営み。
それらすべてが、封印され、忘れ去られようとしていること。
このあたり一帯が、汚染された土のごみ置き場になろうとしているのか。
とても不遜で、おそろしいこと。
人間がしでかしたことの重大さ。
その集落が40世帯足らずだから?
話し合おうにも、あちらこちら散り散りになり、それぞれの思いが
以前、そこに共に暮らしていたときとは異なってしまっていることを見透かすかのように。
血の通わない政策。
それでも、一度暴走したら人間の力ではどうしようもない入れ物をなおも作り、再稼働しようとしているのなら。
自分たちが住むところにつくればいい。
自分たちが住んでみればいい。
緑をかき分けて上るのはためらわれたので、鳥居の前で柏手を打ってみました。
誰もいなくなってしまった場所で、響く音。
柏手には意味があること。神社がその場所にあることにも意味があること。
次回こそ。
*****
※前の記事ですが、タイトルと中身がまったく関係がなくてすみません。
にゃんこはうすにいるときに「アナと雪の女王」の「ありのままで」をYouTubeで聴いて
ついiTunesで買ってしまったのでした。なんてパワフルな歌声。
人は愚かで弱くもあるけれど、こうして人の心を動かすこともできるのだから。
こうしたポジティブでまっすぐなパワーがあるものが、真逆なものを駆逐できないものかしら…
なんて、いろんなことを考えたり。
(散漫な文章ですみません)
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2014/6/15
ありのままで 福島の猫たち

依頼主さん宅で
金曜夜から、福島のにゃんこはうすへ来ています。
土曜は梅雨の晴れ間(というのか)。
暑いさなかでも、日中猫を見かけました。
給餌の工夫。ごみの片付け。捕獲器の工夫。
さて、どうなるか。
にゃんこはうすへ帰ると、福井の捨てられっこ、ミントが窓辺にいて一心に空を眺めていました。

ミント(里親さん募集中)
アニスとデイルと、育つことはなかったオリーブとセージの母親、ミント。
昨年暮れの瀕死の出産後からずっと不調だったのですが、
ゆっくりと、彼女のペースで回復していっています。
今では、ののちゃん、茶々たちと一緒に遊びます。ジャンプ力もすごい。

あちらを見て。こちらを見て。
一時は視力低下で失明するのではと心配したのですがすっかりよくなったみたい。
(窓が汚れているのは、ミントが飛ばした鼻汁のせい)

お。気づいた。
(というか、ずっとシャッターを切っているこちらに、
「気が散るのにゃ」と言っているかのようで…)
ミントが見ていたのは……。

ツバメ
今年もまた、ツバメが巣を作り始めました。
幸運が舞い込みますように。
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2014/6/13
よい週末を ハタ、フク、ワタル、オランジュ

ワタル♂(ウイルスどちらも陰性)
一週間、早いですね。
いつも拍手コメントをくださる方から、アライグマ対策のアドバイスをいただきました。
いいヒントになったので、さっそく試してみようと思います。
ありがとうございます!
*****
先週の金曜、にゃんこはうすの「こころ」ちゃんが亡くなりました。
ちょうどその日、仕事で並々ならぬお世話になっている方が急逝しました。
前の日も、その前の日も電話を取り次いだ方。
いつも「至急」というのが口癖で、けれどそれは見事な仕事をしてくださる方でした。
文字通り、突然のことに社内は絶句する人多数。
そしてその日は、浪江町から避難している、鉄腕DASHでおなじみの農業人、あきおさんが亡くなったそうです。
かなうことならずっと、あそこで農業を若い彼らに伝えたかっただろうな。
プチポン卒業生の猫たちで、まだご報告していない猫たちもこの春から先月まで、3匹亡くなっています。
グレコちゃん。うらら改め小梅ちゃん。のりおくん。
そして、いつもプチポンとにゃんこはうすを応援してくださっている大切な友人の愛猫、はなこさんも。
生きているかぎり、死という別れは経験するものですが。
わかっていても、悲しいですね……。
お身内の方、飼い主さんの気持ちを思うと言葉が見つかりません。
すべての魂が、安らかでありますように。
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2014/6/12
3年と3ヵ月 複数

依頼主さん宅の庭で
震災から3年と3ヵ月。
岩手沿岸被災地で今も暮らす漁師の佐々木公哉さんのフェイスブックページをフォローしています。
加速化とは名ばかりの政府の復興支援対策。
愛犬とともに津波を経験した者として、生活が一変し、必死に建て直そうとする姿勢・気持ちがひしひしと伝わってきます。
*****
昨日は仙台へ、食品関係の資格試験を受けに行ってきました。
いつもはバス、電車の乗り継ぎでしか通り過ぎない仙台を、
試験後、買い物でふらふらしていたらすっかり道に迷ってしまいました…。
方向音痴だと思ったことはなかったんですが…方向音痴だったか……。
母が大好きな「支倉焼(はせくらやき)」というお菓子を扱っているデパートが
藤崎デパートしかなく、そこへ行って、ついでに盛岡にはない明治屋に行って。
気づくと、仙台駅へ向かっているつもりが遠く離れて歩いていて。
やっと見つけた三越デパートのインフォメーションで地図をもらって。
車がないと両手に重たい荷物というのは、きついですねえ。
甘酒買ったり、アスパラガスの冷製スープを買ったり。
うっかり迷い込んだ定禅寺通りの緑の並木にしばし見惚れました。
昼ごはんは岩手白銀豚を使った、つけ麺。
「岩手」の文字に吸い寄せられるように入ったラーメン屋だけれど、美味しかったです。
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2014/6/10
ヒゲたんができるまで ヒゲゾウ♂
ある日突然、とある河原に現れて。
とにかく生きのびることだけに集中していた河原時代。
“ごはん”をくれる人に付けてもらった名前。
それが、「ヒゲゾウ」。
きっかけは“コキジ姫”と呼ばれる、小さなキジトラ嬢の死。
そこから、一匹でも安全な場所へ避難させなくては。
プチポンに迎えたい。そう言ったのは、空蝉さん。
たまたま、その日捕まったのがヒゲゾウで。
運命というのは、そうした偶然と幸運の歯車からできているのかもしれない。
細い目。口の中におさまらず、外に出た一本の牙。
2008年4月から、プチポン暮らしが始まった。
固い心をゆっくりとほぐしていったのは、
ななぼ、トリノ、グレさん、ぜんちゃんといったルームメイトたち。
ヒゲゾウは「ヒゲさん」になった。
震災の年までに、ひとりまたひとりと、ルームメイトたちは旅立っていった。
天へ。
新しいルームメイトがやってきた。
ジュリアン。
いつの間にか牙が取れ、ヒゲさんも穏やかになり、温厚になっていった。
ヒゲさんは、「ヒゲちゃん」と呼ばれるようになった。
ジュリアンもまた天へ還り。
ひとりは寂しかろうと、たまたま、サンクロウがルームメイトになった。
意外にも、大きな波乱は起きなかった。
この春、サンクロウが青森の里親さんのもとへ行くと。
ヒゲさんはひとりになった。

ルームメイトがいない、初めての毎日。
ヒゲさんは甘えん坊になり。
まるで、先輩猫たちがしたことをなぞるように、
その日の出来事を書いている連絡ノートの上にどっかりと座ったり、
か細い声で何度も何度も鳴いて甘えてきたり。
最近では、「ヒゲたん」と呼ぶようになった(私だけかしら…)。
ななぼ。ぜん。グレさん。トリノ。ジュリアン。
良き指導者から人間との付き合い方を学び、彼らのいいところが自然と身につき。
懐かしい時間。思い返すと、せつない時間。
猫にも、私たちにも。永遠という時間はないのかもしれないけれど。
だからこそ、今この瞬間がいとおしい。
そう思うのです。
*****
←プチポンショッピング、収益の一部はプチポン猫のケア費に充てられます
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とにかく生きのびることだけに集中していた河原時代。
“ごはん”をくれる人に付けてもらった名前。
それが、「ヒゲゾウ」。
きっかけは“コキジ姫”と呼ばれる、小さなキジトラ嬢の死。
そこから、一匹でも安全な場所へ避難させなくては。
プチポンに迎えたい。そう言ったのは、空蝉さん。
たまたま、その日捕まったのがヒゲゾウで。
運命というのは、そうした偶然と幸運の歯車からできているのかもしれない。
細い目。口の中におさまらず、外に出た一本の牙。
2008年4月から、プチポン暮らしが始まった。
固い心をゆっくりとほぐしていったのは、
ななぼ、トリノ、グレさん、ぜんちゃんといったルームメイトたち。
ヒゲゾウは「ヒゲさん」になった。
震災の年までに、ひとりまたひとりと、ルームメイトたちは旅立っていった。
天へ。
新しいルームメイトがやってきた。
ジュリアン。
いつの間にか牙が取れ、ヒゲさんも穏やかになり、温厚になっていった。
ヒゲさんは、「ヒゲちゃん」と呼ばれるようになった。
ジュリアンもまた天へ還り。
ひとりは寂しかろうと、たまたま、サンクロウがルームメイトになった。
意外にも、大きな波乱は起きなかった。
この春、サンクロウが青森の里親さんのもとへ行くと。
ヒゲさんはひとりになった。

ルームメイトがいない、初めての毎日。
ヒゲさんは甘えん坊になり。
まるで、先輩猫たちがしたことをなぞるように、
その日の出来事を書いている連絡ノートの上にどっかりと座ったり、
か細い声で何度も何度も鳴いて甘えてきたり。
最近では、「ヒゲたん」と呼ぶようになった(私だけかしら…)。
ななぼ。ぜん。グレさん。トリノ。ジュリアン。
良き指導者から人間との付き合い方を学び、彼らのいいところが自然と身につき。
懐かしい時間。思い返すと、せつない時間。
猫にも、私たちにも。永遠という時間はないのかもしれないけれど。
だからこそ、今この瞬間がいとおしい。
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2014/6/9
ラテ君お届け! 複数
昨日、ラテのお届けでした。

ラテ。
去年11月に保護したファミリーの3匹の子猫の最後の子。
兄弟のチャイ改めカボちゃんとココちゃんは、一足先に本当のお家へ。

プチポンで一人で一生懸命遊ぶラテ。
そのラテにも、とうとう自分のお家と家族ができました!!
同じ市内に住んでいらっしゃる優しいご夫婦が、ラテを見初めて下さいました。
ラテの旅姿。いつものラッキー風呂敷に包まれて、車の中でもニャンとも言わずいい子でした。
(実はその前日にキャリーに入れるに当たって、大立ち回りがあったんですよ。
本当は、お届けは一昨日のはずだったのに、そのせいで昨日になったのでした。やっぱりラテは聞かん気坊やです)

お届け先で。ラテが人馴れいまひとつなので、始めのうちはケージを使って頂くことに。
ベッドもプチポンで使っていたのを。多分懐かしい匂いが落ち着かせてくれるでしょう。

緊張しているラテ。
でもこの後もぐりこんだベッドに、缶詰ご飯をデリバしたら、すぐ食べたんですよ。
ウン、食欲旺盛なラテならきっとすぐ馴れるね。

*******
そして今日、飼い主のTさんからご連絡があり、
「その後、カリカリも食べ、心配していた
おしっこもしてくれて一安心です。」
とのことで、私達も安心しました。
昨夜は夜鳴きはしたようです。覗いたらシャーされたそう。
少しずつ距離が短くなってきますように。
Tさん、どうぞよろしくお願いします。
*****
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ラテ。
去年11月に保護したファミリーの3匹の子猫の最後の子。
兄弟のチャイ改めカボちゃんとココちゃんは、一足先に本当のお家へ。

プチポンで一人で一生懸命遊ぶラテ。
そのラテにも、とうとう自分のお家と家族ができました!!
同じ市内に住んでいらっしゃる優しいご夫婦が、ラテを見初めて下さいました。
ラテの旅姿。いつものラッキー風呂敷に包まれて、車の中でもニャンとも言わずいい子でした。
(実はその前日にキャリーに入れるに当たって、大立ち回りがあったんですよ。

本当は、お届けは一昨日のはずだったのに、そのせいで昨日になったのでした。やっぱりラテは聞かん気坊やです)

お届け先で。ラテが人馴れいまひとつなので、始めのうちはケージを使って頂くことに。
ベッドもプチポンで使っていたのを。多分懐かしい匂いが落ち着かせてくれるでしょう。

緊張しているラテ。
でもこの後もぐりこんだベッドに、缶詰ご飯をデリバしたら、すぐ食べたんですよ。
ウン、食欲旺盛なラテならきっとすぐ馴れるね。

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そして今日、飼い主のTさんからご連絡があり、
「その後、カリカリも食べ、心配していた
おしっこもしてくれて一安心です。」
とのことで、私達も安心しました。
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Tさん、どうぞよろしくお願いします。
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