本日のにゃんこ2
「プチポンもりおか」で里親募集している猫たちを紹介しています。
書いているのは空蝉(うつせみ)、サヴァ、アイ、boo(ぶー)、多紀です。
2018/3/16
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
(谷川俊太郎)
***
盛岡異動を希望しつつ、
それが叶わず、長距離通勤3年目に突入です。
昨日はかな〜りブルーになって、周囲に当たり散らしてすみませんでした。
でも、吐き出したらスッキリしました。
長距離通勤で何がいいかと言うと、電子書籍を読みまくっていること。
私は
BookLiveで電子書籍を購入するのですが、
クーポンガチャを利用すると最大25〜30%オフで購入できるのです。
Tカードのポイントも貯まるし使えるし。
読み終わった本はデータを削除してクラウドにあげればいいし。
Kindle Unlimitedも利用して昔読んで続きが気になっていた漫画を読みまくるのも楽しいです。
本当は勉強の本とか読めばいいのでしょうけど…。
で、この詩は読んでいた漫画に実に効果的に挿入されていたもので、覚え書きとして。
繋がって、BookLiveでこの詩が入っている本を378円以下で購入しようとしています。
昔は、紙に染み込むインクの匂いとか、革装丁の辞書をクタクタになるまで使い倒したりとか、紙ベースでなきゃイヤと思っていたのですが。
やはりかさばらないのは、いいものです。
画像の子猫は、にゃんこはうすに持ち込まれた子猫たち。
血族ではありませんが、同い年でとても仲良し。
女の子同士の子猫で、こんなに仲良しというのは初めてで
預かって楽しかったなあ。
べったりの時もそりゃあるけど、ひとりの世界もちゃんと持っていて。
一緒に同じおうちにもらわれたのでした。
もう5年も前のことなんですねえ。
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16
2018/3/12
2017年3月31日撮影(福島県浪江町請戸)
昨年訪れたここは、やっと「何もかもがなくなった」状態で、
水平線を見晴るかすこの高台は、墓園になっていました。
2011年3月11日のあの日、海岸から700メートルと離れていないところに建つ請戸小学校の生徒、職員がそこから2キロ近く内陸のこの高台まで避難して、全員が助かったという場所です。
5年近く手付かずで、あちこちに船や瓦礫があって。
今は。
町の有志が作った慰霊碑に代わり、高台には立派な慰霊碑が建立されていました。
15メートル近くの大津波が町を襲ったこと。
原発事故により、救助と捜索を打ち切って避難しなければならなかったこと。
200人近い尊い命が奪われたこと。
残された人たちの無念さと、後世に伝えたいという思いが、慰霊碑の文面から伝わってきます。
被災したこの辺りに、家を建てることはできません。
かつての町並みは失われ、帰ることもできない。
昨年のこの光景が、1年経った今年、大きく変わることはあまりないような気がします。
7年。
7年前、生まれた子どもは今年、小学生に。
7年という歳月が新しい生活を始めるのに充分な年月なのか。
まだ。
まだ、7年しか経っていないのに。
「被災地」と呼ばれる場所の
こうした風景を見ていると。
決して忘れてはいけないと、少なくとも自分は
命が果てる時まで決して忘れないと、心を引き締めなくてはと思うのです。
「誰もが明日は必ず来ると思っていたけれど、
明日が必ず来るとは限らないことを知りました」
この数日、震災のことを取り上げるテレビやラジオのいずれかから、頭に飛び込んできた言葉です。
今日、命があることに感謝して、自分以外の誰かの幸福を祈る。
生きている人が一人ひとりそうすることで、
少しはマシな「今」が続くのではないか。
逝ってしまったすべての魂が安らかでありますように。
今を生きる私たちが、覚悟を持ってよりよく生きることができますように。
東北の長い長い冬もあとすこしで終わるはず。
春はもうすぐ。
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21
2018/1/29
いのちが もし
光る束のようにみえるなら それは
ほたるのように
光る息をしていると思う
出会いと別れを
すったりはいたりしていると思う
そしてそれは
むこうのほうからきて あちらのほうへと
ひかりひかり通りすぎるのではないかと思う
出会いと別れをくりかえしながら
なにかに近づいていくように
工藤直子「ねこはしる」より
地元の本屋で、詩人・工藤直子さんの特集コーナーがあって、
「てつがくのライオン」とか、懐かしい懐かしい本を手に取った週末。
友人の愛猫の訃報が届きました。
大変だったね。
だけど、たくさん可愛がってもらえたよね。
お疲れさま。
ありがとう。
福島の浜通りの街の生垣には、小学校の生垣まで
椿や山茶花(さざんか)などの花木が使われていて。
日当たりが良くて、猫たちも光の庭で遊んでいたのだろうな。
今は住む人のいない、街並みがたくさん、
光の中にたたずんでいるのだろうな。
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25
2016/5/28
この数日、ヒゲさんは低血糖、いわおさんは高血糖、感染症…と大変な局面でしたが、
プチポンのみんな、そしてにゃろぼんママのケアのおかげで今回もなんとかふたりとも乗り越えてくれました。
私は、なれない電車通勤と片付かない仕事であわあわしているばかりです…。
寝過ごしてとなりの無人駅で降り、茫然としたり。乗り遅れて新幹線を使ったり…。
一面の菜の花(福島県南相馬市)
先月のレスキューのときに撮影した風景。
南相馬の旧警戒区域だった小高区のあちこちに、菜の花畑が広がっていました。
盛岡に帰って、ふと思いついて「ラッシュ」という化粧品と石けんのお店へ初めて入ったところ、
南相馬の菜の花で作ったという菜種油と
つながるオモイという石けんが目に留まりました。
そうか、あの菜の花がこんなふうに商品になって、福島のことを伝えるきっかけになっているとは。
そこで「つながるオモイ」を買わずに、はちみつの石けんを買うあたりがなんとも…だけれど。
冊子「希望のひとしずく」をもらい、帰宅して南相馬の菜の花プロジェクトを読みました。
(プチポンのテーブルの上にも、冊子がありました)

13
2015/12/17
12/13〜12/14、福島へ行ってきました。
今回は、久々、ボンママと一緒。
「解体物件」となった依頼主さん宅
この家は津波被害には遭わなかったものの、地震の損壊がひどくて。
訪れるたび、二階の瓦(かわら)屋根から崩れていって。
泥棒にも入られて。今年の春は除染作業もしたのだけれど。
とうに表札は取り払われていたのだけれど。
たぶん、次回行ったときは更地になっているかもしれません。
(給餌器を残すようの工夫をしてくるのを忘れてしまった…)
最後に保護したのは、サンタともっちー。
けれど、複数の猫がごはんを食べに来ているのはわかっていて。
それでも、道路の向こう側、直線距離でそう遠くないところにまだ給餌場所は確保できているので。
(サンタは両方の給餌場所を行ったり来たりしていました)
残念だけれど。
ご支援していただいたフードを積んで
銀杏の黄葉も終わり、浜通りは冬の景色でした
浪江町で

16
2015/11/18
報告が遅れましたが、11/7〜11/8、福島へ行ってきました。
あまり天気は良くなくて、それでも福島の浜通りは暖かく、そぼ降る雨のなかカッパを着るまでもなく給餌に回ることができました。
9月末のスーパームーンの日に
キジトラの美月を保護して以来は、ゆきちゃんと淡々と給餌、捕獲器仕掛けのルーティンをこなすレスキューで、この時もいつもと変わらないレスキューでした。
(ちょっと文章が長いので、記事を折りたたみました。「続き」をクリックしてお読みくださるとうれしいです)

15
2015/10/26
山茶花(サザンカ)10/24(土)福島県浪江町で
すっかり報告が滞っていますが、
9/27-9/28
10/10-10/11
10/24-10/25
と福島へ行ってきました。
ルーチンという言葉が最近取り上げられていますが、
「決まりきった手順」「日常」という意味で、
福島へ行き、決まった場所へこうしてご支援していただいたフードを持ち運び、
定期的に給餌することを続ける。
地味というか、野生動物に荒らされることが多く、保護猫もないと
なんというか茫然とした無力感にとらわれるのですが。
スーパームーンの9月2回目の給餌のときは、美月ちゃんを保護できたし。
続けることの大事さを信じて。
今回はお送りいただいたフードをとりわけ大事に、給餌場所とそこへ来る猫のことを考え、
感謝しながらゆきちゃんと給餌に回りました。
確実に以前と比べてサイズダウンしておりますが、震災から4年半経った今も、
忘れずに応援、ご支援してくださる方々がいることに、本当に感謝します。
ありがとうございます!
来年のカレンダーも、あとがきを入稿すればかなり進んでいます。
販売部数もサイズダウンの予定ですが、
続けること。
それに尽きるなあと思います。
いつもありがとうございます。
感謝をこめて。
今回(先週末)の成果?は…
アライグマ(子ども)1匹、ネズミ1匹でした。
消毒した捕獲器がこうしてまた、消毒が必要になってきます…。
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←収益は保護猫たちのケア治療費、ごはん代に。新作、少しずつアップしています〜
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