一か月ほど前、我が家に家族が増えました。
いいえ、家族と言うには一時的すぎる・・・
交換留学生のような、ホームステイのような、
とにかく今だけの同居人です。
旦那さんが会社の掃除のおばさまに
「お雛様を出そうとしたら、ひな人形にこんなのが入ってた!」
と・・・
袋に入れたチッコイヤモリを持って来たんだそうで
(彼女は生き物好きの旦那にしょっちゅう生き物を渡してくる)
ニホンヤモリのチビちゃん!!!
小さい〜可愛い〜と思うものの
野生の生き物は普段は飼育しません。
しかし、この寒空(1月だった)に
「じゃ外に置いておきますね」と
冬眠ヤモリンを放置しようとするおばさま。
危険すぎる〜って事で、春まで我が家にご滞在頂く事にしました。
小さい野生の子(ジーン)<連絡を受けた私の脳内
昼にこの子が来ると聞いて、何故か小躍りしながら
ケースに霧吹きして楽しみにする私・・・
仕方がなく保護するんですよ〜
決して、あくまで、本当に、シブシブですよ〜ケケケ
それにしても小さい。
オマエが食えるコオロギはねぇ!
(タンメンはねぇ風 古)
って事でさっそく一番小さいコオロギを注文。
コオロギの繁殖準備もしました。
過去に小さい種がいる時は繁殖させてたのでお茶の子サイサイ♪

コオロギを狙うヤモリン
さて、小さなヤモリンと同居して恐怖に慄く日々が始まりました。
野生のパワーか、素早さが半端じゃありません。
一度家で見失ったらおしまいです。
絶対に見つけられない自信があります。
しかし、私はやってしまったのです。
霧吹きをしようと、ほんの少し開けた隙間から猛ダッシュ!
「あ〜、もう二度と会えなくなるのですね」
と別れを惜しみ途方にくれましたよ。
しかし、奇跡的にその日のうちになんとか捕獲。
必死に抵抗して噛みつきますが痛くもなんともありません。
ねぇチビちゃん。
あったかいと思った冬眠場所のひな人形はすでに寒空の下。
寝床を追われ小さな体ではこの時期は乗り切れなかったでしょう。
爬虫類飼いの我が家に運良く拾われて
真冬に豊富な餌を与えられ
春には大きくして自然に返してあげようと思っている私を
力いっぱい噛むのですか?
いえ、いいでしょう、いいでしょう。
やがては又厳し自然下で生きて行くのですから
これ位の警戒心がなくてはいけませんよね。
と危険な人の様に一人でヤモリに話しかけ今にいたります。
コオロギの繁殖はお茶の子サイサイと言っていた癖に
何故か今回は何度か失敗して
小さなコオロギがいなくなってしまった今日この頃・・・
驚く事になーんにもしなくてもチビコオロギが湧き出る泉があったのです。
長いのでまた次回。

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