1月28日(土)、柏高等技術学園の卒業制作展を取材。
プロの自動車整備士を目指して学ぶ若者たちが、3年間の成果を展示発表。
板金、溶接、塗装など、オートバイや乗用車、特殊な車(今年はゴルフ場のカート)にその技術を披露。

卒業生が各自でペイントしたヘルメットは、若者らしいぶっ飛んだデザインからオーソドックスな誰にも似合う色、柄など見ていて飽きない。
彼女へのプレゼントにとピンクの地にキティちゃんを写した生徒もいた。
写真のデザインは、シャープなラインにシックな色合いのグラデーションが美しい。
鋭角なラインの先端の処理も見事!

乗用車のドアの塗装デモンストレーションでは、エアスプレーの妙技を披露。
広い面をむらなく均一に吹き付ける技は、練習のたまもの。
薄い色かけから徐々に濃くしていく過程で、ペンキのたれを見せずに仕上げていく。
体験で、小さなペンケースの塗装をやってみたが、均一に吹き付けるのは至難の業だった。

ホンダのオートバイのタンク部をカスタマイズ塗装したというが、ロゴマークの見事な出来栄えについつい見惚れてしまった。
卒業後、そのまま職場へ入る生徒や、各地にある専門の大学へ進みさらにスキルアップする生徒もいる。
大好きなことに夢中になれるキラキラした目の若者たちにエールを送りたい。 黒澤記

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