毎月20日はれすかの日!
今月号も、震災関連や春を楽しむレジャーにグルメと情報満載です。
さて、柏のフレンチレストラン「ル・クープル」さんを取材。
今やブランドにまでなった銚子の金目鯛の美味しさにいち早く着目、ル・クープルの名物にした佐々木清恭シェフが、今、最もはまっているのが、地元農家渾身の野菜。
最近は「あの野菜は何?とても美味しかった!」とお尋ねのお客様もいらっしゃるとか…
「新鮮だとかそういうのではない。『旨い』んですよ」とシェフは笑い、スタッフの方に指示。
なんと!野菜を生のまま、特製ドレッシングで和えただけのお皿を勧めてくださいました。

おお、なにやらおしゃれで珍しいお野菜が。
うん、たしかにどの野菜も味が濃く、しっかりしています。
特にシェフお薦めなのが、お客様にも褒められた「小松菜の花」。
「茎のところを、試してください」
おお、アスパラのような食感にほのかな甘み。
菜の花というと苦味があるものですが、こちらは苦味やえぐみがなく「これ、本当に生のままなんですか!」と驚き。
あと、私が感動したのはアイスプラント。
塩味のカプセルが無数についてきらきらと輝く葉が特徴の野菜ですが、一口食べて

しょっぱいだけではなくて、甘い…いや、旨い!
ぷちぷちとはじけるその味わいは、まるでナッツか何かを食べているよう。
うそでしょ!これ、野菜じゃないわよ!
野菜の旨みと、ドレッシングが絶妙だったのですねー……
若い頃は肉に、次に魚介に、そして今は熱情あふれる農家が作る野菜を追究するのが楽しいというシェフ。
東葛グルメ・フェスタでの企画でも野菜料理に取り組んでますが、農家の方も、ル・クープルなら野菜の美味しさを引き出し、良いお客様に喜んでもらえるとモチベーションがあがっているとのこと。
こうした高級店の存在が、農家や漁業従事者を元気にするのですね。 小川原記

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