約30年前に大規模開発された柏市の松葉町地域は、近年大型チェーン店の進出で地域の中心商店街の空き店舗が増えプチ空洞化状態。
目立ってきた空き店舗を活用して、みんなで店づくりを楽しみながら地域を盛り上げたいと、住民たちの手で木を中心とした温かみのあるコミュニティカフェ(コミカフェ)作りが進んでいる。
5月11日土、松葉第二小学校の子どもたち約80人が、カフェの天井に貼るプレートの絵を制作。大きなものは180p×100pもある、大小16枚の砂ベニヤのプレートに各5名から6名に分かれて制作。
「郷土愛で引き受けました」という池田真理子先生(同校校長)は、子どもたちに地域とのふれあいの大切さも説明。

グループ毎に描く内容を話し合い、色々な素材に着採できるスクールガッシュというアクリル絵の具の白色を使って1時間ほどで思い思いの絵を仕上げ、各自のサインを入れた。
プレートの真ん中に大きなジンベイザメを描き、その周囲に魚や海藻などを描いたグループのリーダー菊池海斗君(6年生)は、「水族館が天井にあったらきれいだなと思って描きました」と、魚介類図鑑まで持ち込む熱の入れよう。
いろいろな木の実を付けた大木を描いたり、好きな花で埋め尽くしたグループなどの個性あふれるプレートは、今月中にも天井に貼られる予定。
近くに行ったら寄ってみて。 黒澤 記

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