11月17日(月)、厚生労働大臣から平成26年度「卓越した技能者」として表彰を受けた有限会社柏ビーズ(柏市あけぼの1―1―5)の2代目で会長の仙田秀一氏77が、3代目の和雅氏と柏市役所に秋山浩保柏市長を表敬訪問。
この賞は極めて優れた技能を有する現役の卓越した技能者への表彰で、柏市内ではじめての受賞者だ。
仙田さんが受けた受賞技能は「刺しゅう工・手刺しゅう工」という職種。
日本刺しゅうの技法を使い、8000種以上あるグラスビーズを2粒ずつ縫い付ける技だ。

通常の3粒から5粒で縫い付けたものは、使っているうちに縫い付けがゆるんでビーズが浮いたり取れたりすることが多いという。
仙田さんが確立した2粒ずつ縫い付ける方法は、ビーズ刺しゅうが生み出す美しさや立体感など繊細な表現を大事にしながら、軽くて耐用に優れた丈夫なバッグを作ることができ、海外でも高く評価されている。
柏のマスコットキャラクター、おいでよ!カシワニをモチーフにした財布は、身近において楽しめそう。
カシワニの虫歯まで表現したユニークでユーモラスな小物たちだ。
機会があったら同社に出向いて手にしてみては?

良いものを作りたいという職人魂が生んだ技法を大事に、地元の誇れる名工として長く活躍してほしい。黒澤 記

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