12月13日(土)、我孫子市の川村学園女子大学14号館大教室で「第1回我孫子市起業・創業シンポジウム」が開催された。
「食」に焦点を当て、食に関わる様々な事例の紹介を通じて起業・創業を身近に感じてもらおうというシンポジウムに約200人が参加。
第1部は、「我孫子の食材、米と野菜を調理で美味しく」がテーマ。
日本人が好む白米の味について、着火から炊き上がり、蒸らしまでの間に鍋(炊飯器)の中ではどのような変化が起きて、おいしい味になるかを科学的に分析して説明。
野菜については、一般的にいわれている貯蔵法や調理法などについて検証し、実験結果から、根拠のないものも多くあったことをユニークな視点で指摘し、食に関心を持つことの面白さを説いた。

第2部は、「食に関わるビジネスに今求められているもの」をテーマにパネルディスカッションを展開。
「我孫子は東京に近く、エコの農産物が多いことに自信を持って」など有意義な意見が述べられた。
地元の農産物の特徴を知って、それをもとに起業するヒントを得た参加者から、「漠然としていた起業のイメージが固まればと思って参加したが、とても参考になった」との声が聞かれた。詳しくは、後日の朝日れすか紙面で。黒澤 記

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