柏市のアミュゼ柏で、「いのちを考える」講演会を取材。
「柏市における自死の現状から見えてきたもの」と題して、中村真(江戸川大学社会学部教授)が柏市の協力で過去3年の自殺者の実態と傾向を死亡届や死亡診断書などのデーターを分析し、グラフや図式で示した。

深刻で難しい内容だが、特に気になったのは柏市は30代男性の自殺率が高いという内容だ。
未婚で中圏域にあるアパートで独居、北部や南部にあるマンションで配偶者と同居、南部や北部の戸建で配偶者や子ども、または親と同居などの3群に分類されていた。
世代別に地域や家族構成、自立支援の対象の有無など、興味深い分類方法が現実を映し出しているようで考えさせられた。黒澤 記

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