朝日れすか4月号(3/20発行)で、世界の女性たちに根強い人気がある絵本作家、ターシャ・テューダーの生誕100年にあたり、ターシャの世界をピアノによるイメージアルバムにしたCDを紹介した。

ボストンの名家に生まれたターシャは農村暮らしに憧れ、22歳の時に結婚をして夢をかなえた。
ニューハンプシャーの農場で動物を飼い、花壇を作り、工夫を凝らした行事や遊びで子どもたちを喜ばせ、夫が去った後も4人の子どもと農場を守りながらその様子を絵本に表し、当時の児童書の世界に新風を吹き込む。
子どもたちの自立後、バーモント州の山中に18世紀の農家を再現し、みずから「地上の楽園」と呼ぶ美しい庭をひとりでつくりあげた。
自給自足を続けながら人生を楽しむその暮らしぶりが本などで紹介され評判に。
アルバムは、まさにターシャ自身が楽しみ、人も楽しませた暮らしぶりを、作曲家でピアニストの中村由利子が風や空気の流れ、草木のそよぎまでが目に浮かぶような軽やかなタッチの演奏で表現。
ちょっと疲れた日の就寝前や、休日のティータイムに、清涼感のあるピアノで穏やかなひと時を過ごしてみては。
潟Xリーノーマン発売。2,000円(税別)。黒澤記

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