千葉県立東葛飾高校で、税を考える週間(11月1日〜17日)を前に11月5日、成田税務署から講師を迎え、租税教室が開催され、取材した。

講座は、税金のイメージをつかむために制作されたアニメ・ドラえもんのビデオでの予備学習で始まり、『税制・財政と将来の課題』についての講師の話へと進行。
冒頭にセンター試験の過去問題(公民 政治・経済)から税についての質問を解いてウオーミングアップ。
テーブルワークでは、中学生も交えて3〜4人に分かれてグループを作り、税の公平についての問題に挑戦。
クラスを柏市と見立て、税金で橋を作ることになった場合、税金をどのように集めたらよいかを例題に考えた。
所得別に公平に、所得ではなく儲けを基準になるべく公平に、さらに儲けが違う場合に生活していくための金額を考慮してなるべく公平に、の3段階に分けて考え討議。
生徒たちから真剣に税と向かい合い積極的に関わろうとする意見が飛び交った。
租税教室は、税金とは社会共通の費用をまかなう会費ということを学び、税金の必要性を学ぶために行われている。
子どものうちから身近に税の仕組みと役割を知る良い機会だと思った。黒澤 記

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