柏市内の樹林地を拠点に、里山保全活動などに取り組んでいるNPO法人『ちば里山トラスト』が、4月、緑化活動の推進や緑化思想の普及啓発に顕著な功績があった個人または団体を表彰する、緑化運動推進功労者内閣総理大臣表彰を受けた。
活動拠点で取材をした。

同NPOは、2004年から大青田の緑地保全の活動を開始。
半世紀以上放置されたままの農耕地が雑木林となった土地4fを山林所有者から借り受け整備。以後、年間20回超のササ刈や下草刈、枝打ち、間伐などを続け、近隣住民の憩いの場所作りを目指してきた。
あけぼの山公園の老齢サクラの管理や、東大大学院のバイオマス調査研究などにも協力。2014年、千葉県ボーイスカウトベンチャー大会会場としてこの里山を提供するなど、活用の範囲が広がっている。
柏市主催の「カシニワフェスタ」にも参加。今年も5月14日、会場としてオカリナコンサートを実施。

多くの市民が里山の中で憩いとやすらぎのひと時を過ごした。
「里山文化の継承には、人作りが大事。若い世代も興味をもって参加してくれれば」と、根本利治理事長(75)は今後の活動への期待と希望を述べた。

メンバーは現在48人、活動日は毎月第一、第三土曜日。興味のある方は、☎04(7133)3000 根本さんへお問い合わせを。黒澤 記

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