我が家のにゃんず、ももちゃんの麻酔による急性腎不全のお話しです。
当時は病気や血液検査などにも関心が無く、数値や状況を詳しく覚えていないんですが…。
ももちゃんが2歳頃の事です。
怪我をした縫合の為に、麻酔をかけて処置しました。
事前の説明はあまり無かったと思います。
病院の先生も軽い処置なので、説明しなかったのでは…それくらい簡単にあずけました。
迎えに行く時間になって、病院からももちゃんを連れて帰りました。(抗生剤でしょうか?錠剤を処方されました。)
帰ってからの様子は変わった所も無く、しばらくして薬を飲ませる事になっていたので、薬を飲ませて隣の部屋へ。
少したった頃にももちゃんが居る隣の部屋から水入れが「カシャーン」と音をたてるのが聞こえ、急いで見に行くとももちゃんが水入れの前で立とうとして倒れるのが目に入って来ました。
ももちゃんを抱きかかえながら、病院へ電話。すぐ連れて来るように言われ、病院に向かいました。
先生に状況を説明して「薬を飲んだ後なので、薬が原因ですか?」と尋ねると、「いえ、薬は違います。麻酔が原因だと思います」と言われ、当時の私には何の事かさっぱり理解出来ませんでした。
先生が検査結果を「麻酔前と再度連れて行った時」のを見せながら説明してくれました。
「これが麻酔前の血液検査の数字です。この数値が腎臓の検査で、麻酔前は正常値です。今の検査結果は腎臓の数値が悪くなっています。急性の腎不全です。普通はならないんですけど、特別な体質だったのでしょう。」これを聞いて私が思っていたのは(ももちゃんは麻酔がだめなの?特別な体質なの?…)でも何かひっかかっていました。
それから毎日、輸液等に通いました。最初は点滴をする為にしばらくの時間あずけた事もありました。
通い始めた頃に先生から言われた事は「たぶんダメだと思います。あきらめて下さい。」の言葉です。
私は先生にその場で「絶対治ります。治るって思ってます。」と言い返してしまいました。
それでも、先生は「難しいと思いますよ」と困った顔でおっしゃたと記憶しています。
毎日通って、家では食欲の落ちたももちゃんに缶詰を一口づつ手であげていました。そして、体を撫でながら「絶対良くなるよ。絶対治るよ。」と言い続けていました。
再度血液検査をする日になって、数値が正常値に戻った時には、言葉にならない気持ちで又ももちゃんと暮らしていける喜びでいっぱいでした。
あれから10年、麻酔の種類が何だったのか?麻酔の量は適切だったのか?…疑問はあります。だって特異体質では無いと思います。
その後に同じ病院で子宮蓄膿症の手術をしたんですから…特異体質なら先生がもっと慎重に麻酔の心配を説明したと思います。
たかが怪我の縫合のつもりが、大きな病気になる。
麻酔にはいつも慎重になってしまいますが、適切な検査と処置をすれば大事に至る事は少ないのかも知れません。
又、麻酔後に点滴などをするのも良いようです。この時には麻酔後に点滴はしていませんでした。先日のエポちゃんの歯石除去の時には、術後にしっかり点滴もしています。麻酔前と後どちらも慎重な処置は大切なのでは…。
この通院でかかった費用は7万円ほどなのは記憶しています。命には代えられない、安い金額なのでしょうね。


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