最初の症状
エポっちは何年も前から、カリカリを食べるとお口がイゴイゴして噛み合わせがずれたようになり、手で口元をかく仕草をする様になりました。
それでも、その頃はカリカリも食べれていたし、缶詰をあげると上手に全部食べていました。
この頃、獣医さんに相談した時に「食べれてるなら良いでしょう。」と言われました。
症状が頻繁に
今年2月中頃になって、お口のイゴイゴがひどくなってしまいました。カリカリを数口食べただけで口元をかくようになり、食べるのが嫌になっている感じでした。缶詰もあげてみましたが、以前の様にパクパク食べられなくて「舐め食べ」になり、なかなかたくさん食べられません。
あまりに食べないので心配になり、病院に行くまでの数日は「シリンジご飯(強制給餌)」をしていました。
このままではご飯が食べられないので、獣医さんで歯石除去をする事を決心しました。
歯石除去について
猫ちゃんの歯石除去は「軽い麻酔をかけ、歯石除去する」と「麻酔無しで見える部分をガシガシとる」の2パターンある様です。
後者の場合は麻酔によるリスクが無いので、腎臓などの疾患のある猫さんには良いのですが、獣医さんによっては断られる事もあると思います。又、奥の方は無理なので奥に問題がある場合は解決出来ないかも…。
エポっちは「麻酔して歯石除去と抜歯」になりました。麻酔をかける場合は老猫さんには特に注意が必要とされています。事前の「血液検査で異常が無いか」しっかり調べてから、行えるか判断して頂きます。
幸いな事にエポっちは血液検査では良い結果が出ましたので、獣医さんの説明では「やさしーい麻酔をかけて、術後は点滴などでしっかりケアすれば大丈夫でしょう。」との事でした。
初診の処置:輸液と注射
初診の日の薬:抗生剤、抗炎症剤
歯石除去前日
前日は夜のご飯は抜きです。夜までにあまり食べられなくなったエポっちに「シリンジご飯」をあげてしっかり食べてもらいました。
歯石除去当日
当日は「朝10時頃に病院に連れて来て下さい。」と言われ、エポっちを連れて病院へ。
診察室に入って、キャリーから出すと…この前初診の時は大人しかったのに、この日は抱っこしていても大暴れして腕の中で「うなぎ」状態でした。
良い子良い子して「頑張ってね」と励まして、ここでゲージに入れられて夕方まで会えません。
診察室を出て、受付で手術の同意書にサイン…歯石除去でも麻酔をかけるなどリスクが伴うので、何かあった時のため?同意書が必要な様でした。
夕方になって、病院に電話をかけてから迎えに行きました。
とても患者さんが多くて、長く待たされた後にご対面。
点滴後の伸縮テープになっている、ピンクの包帯を手に巻いて連れてこられたエポっち。何だか少しの間なのに、長く会えなかった気分でした。
先生の説明:「今回、抜歯もしました。(下犬歯1本)グラグラしていたので、これも気になっていたかも知れません。この歯は根もほとんど残っていませんでした。後は虫歯…上の奥はほとんど虫歯で、出来るだけキレイにはしましたが…本当は埋めてあげられると良いけど。」
リコ:「人間みたいに埋める事出来るんですか?」
先生:「とっても時間がかかるので、長い麻酔が必要で無理です。」
リコ:「そうですか…(なんだ出来ないんだ)」
リコ:「これからのお手入れは何をしたら良いですか?」
先生:「何もしなくて良いです。ご飯はなるべくカリカリをあげて下さい。」
リコ:「歯みがきしてダメですか?」
先生:「老猫さんで、エナメル質も残っていないので出来ません。」
リコ:「コットンでこするだけもダメですか?」
先生:「何もしない方が良いです。」
リコ:「はい…わかりました。」
先生:「お薬が無くなったら、薬を取りに来て下さい。もう少し抗生剤は続けて飲んでください」
とにかく、早く家に連れて帰ってあげたい気持ちと、もうすっかり良くなった気分で「お会計」を済ませて帰宅しました。
画像:帰宅後


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