三郎次のブログを書き始めたのは、10.23地震の翌年春からである。
地震のあと、しばらくしてネット環境が修復してみると、地震の直後から災害情報がネット上に飛び交っていことを知って、驚いたのである。
そんなことに刺激されて、ごく身の回りの被災の様子とか、感じたこと、そして復旧への足並みなどを書き留めたいと始めたのであった。ささやかな書き留も、地震がらみの記事を続けていた当初には、多少のアクセスがあったが、いつまでも続くわけは無い。
アクセスが少ないからと、アップする記事の書き方など知るわけがないから、マイペースである。書き込んだ記事が少しづつたまってから気づいたのであるが、アクセスの回数よりも、どんなキーワードで接続してくるのかと、そのほうが面白くなってきた。その時どきの世相、ニュースなどが、検索のキーワードに反映しているからである。
最近目についたのは、農薬の有機リン剤とか、スミチオン・EPN などと一緒に、パラチオンとかホリドールなどの、猛毒性の薬剤名がキーワードのアクセスに現れて驚いている。フィプロニル などと、薬品名は自分でも記事に触れていたことを忘れていたのに、検索キーワードに入っていたのである。
これは中国からの輸入食品に、農薬汚染のことがニュースになってからである。
輸入食品の農薬汚染を、三郎次が記事にしたわけではないのだが、魚沼のコシヒカリに50年の栽培歴史があって、おりおりに触れていた過去の農薬使用の記事に、今日の輸入食品の世相が反応したのである。
コシヒカリBLの書き込みは、書いた当時の反応は無かったのに、1年半も過ぎた昨年暮れの、県知事がコシヒカリBL発言以来、キーワードからのアクセスが続いている。この問題がようやく社会的な話題になったのかとの思いです。某新聞社からも、この話題での取材があった。
突然でビックリしたのは、東京大学のK教授の研究室からの電話とメールです。
地震の翌春からの三郎次の書き込みは、折に触れて目にしたこと、感じたことをデジカメ写真とささいな記事であった。これがK教授の目にふれたらしく、地震による地盤変化の研究論文に引用したいからとのことであった。
地震による地盤の変動は、地形の変化になっている。地震後の平成17年6月の魚野川氾濫は、地震による地盤の変化が、洪水の被害を大きくしていたとの指摘でした。
( 野田島水害 )
(
届けられた論文は、英文で三郎次には不可でしたが、この写真が曳かれていました。学会発表はアメリカだそうです。)
K教授などによる、10.23中越地震の学術研究の成果から被災復興を支援するシンポジウムのことを紹介されました。
⇒ 日時:平成20年3月1日(土) 13:00〜17:00
場所:ホテルニューオータニ長岡 NCホール

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