今日の『新潟日報』紙は、川口町合併での特集を組んでいる。大きく掲げた写真はやはり落合いの大川であるが、流れの先に見据えたのは、昨日の三郎次のような懐旧の視点ではないようだ。この日スタートする新しい時代に向けての当然の眼差しである。
↓ 3月31日「新潟日報」紙面
今日のこの地点で想うことは、単に懐旧でなく、また未来への夢想でなく、現今のこの場を確かめることである。
今日の日は過去から未来に移る時代の移りのつなぎ目に立つことである。あたかも川上に発した流れがたどる流路の中点を確かめて、さらに流れの往きつく先に想いをつなげることになろう。
と、いささか弁解めいた言辞をのべて掲げるのは、やはり魚沼の山並みとそこから発する魚野川落合になる。
H.22年3/30の落合 ↓ クリック拡大
落合い口から魚野川上流を望むと、川口橋とJR飯山線鉄橋の向かうの丘陵台地は中山である。魚野川は里山のサンゴ山の陰に回りこんで隠れてしまう。その先の丘陵山地・和南津山の向こうは、魚野川の水脈を養う山並みが峨々とそびえている。その麓地には如何なる世界が開けているのであろうかと、幼い日のおとぎ話の桃太郎の故地に重ねて想った少年の日があった。
八郎場・とび坂峠を越えた世界
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20年2月 山長さんご好意の写真

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