ライブも3日目、そして今回はかねてよりフィンガーピッキングとその人柄と歌に対して評判の高いPETA氏のゲストである。そしてまた小樽市に戻った。疲労の度合いを考えて、今日も早めに宿を決めて、少し眠ることにする。駅前の玉光堂なる楽器屋に入ろうとすると小樽市カントリーミュージック…なるポスターを見て、事務局に電話してみたが仕事らしく、電話で応対した女性の方も(ミュージシャン)「ペダルスチールの方はいらっしゃいますでしょうか?」の問い合わせに何のことか分からないといった感じで要領を得ない。ペダルスチールの楽器の存在をあまり認知してないシンガーのケースは沢山あるのでもう驚かない。だが…もう少し粘って、今夜のライブを聴きに来てもらうべきだったかも…さて、「あじや」である。マスターの木本氏は私と同い年、青木タカオ氏、に東京在住の一年間で運良く、大谷ひろゆき氏、山下由氏、古賀ひろゆき氏、そしてカブちゃんと会っているのだ、よもやま話の中これまた懐かしいPETA氏到着、彼とは東京上野野外音楽堂以来8年振り、風邪をひいて調子悪そう、店の前で今夜泊まりの宿の「青葉荘」のお婆ちゃんに会って
、「今夜聴きに来ませんか?」(昨夜のノリが残ってるなこりゃ…)とお誘いすると、なんと、娘さんが聴きに来て戴いたばかりでなくビールも奢ってもらった。ライブ開始。PETA氏は綱渡り状態しかし、さすがプロ根性、立派だった。歌に入るまで、インストールメンタルパートでインターバルを取ることができる。楽器こそ違うが私とPETA氏は同型のアーティストだろう。私も昨年は無理をして声が出なくなってしまった経緯を考えるといま無理をしないのが賢明だが聴きに来て戴いたお客さんがひとりでもいれば私だってそうするだろう。「ハックルベリー・フィン」をPETA氏とセッション、良い感じ、本当はライブよりもこうやって飽きるまでセッションしていたい。私のライブも好評、いつもの歌詞アドリブも好調だ。最後に「天国の扉」をセッション、ありがとうPETA氏、打ち上げの酒うまし。PETA氏の新譜買うことを申し出ると「本日のギャランティーです。」と無料で頂いたのは恐縮した。(しかも彼が去ったあと、チャージ山分けをマスター木本氏に託して帰っていかれたのにも二度恐縮した)私も帰り際「木本さん、一曲聞かせて貰えま
せんか?」青木タカオ氏よりフオークシンガーと聞いていたので歌って貰った。「今現在のリアルな木本氏の思い」を歌った歌曲もとい、佳曲だった。木本氏、ありがとうございました。また会いましょう。

2