本日は旧松任市「オーディオファミリー」にて洋一郎氏とのコラボレーション、一昨日下見に訪ねてそのオーディオフリークのキレイでウッディな館(店舗)に驚いたものだ、ここのところPAスピーカーからライブ会場で流れる音に慣れすぎていたのか、その音の良さには慄然とさせられた、コーヒーの味もこの音のなかでは一味違う。10月22日当日、土砂降り、お客さんの入りが気になる。しかしそれは杞憂だった、フルハウスでスタート、3時入りだが今日はアンプをどれを持っていこうかとか、弦を新品に交換とか相手がオーディオフリークなのでかなり気合いが入った。中でも「ビッグマフ」はこれをつけると極端なハイ落ちだがつけねば成り立ってかないのでやむなし!早く入りすぎたので和む。おでんや酒があるもののオープニングで歌うためガマン!それと洋一郎氏へ「演奏前は控えてください」といった手前もある、おでんが美味い!しかし演奏終了のちに食べるつもりが終了のち全て無くなっていたのは落胆してしまった。演奏開始。パターンになっている「週末には」「陸路の船」「雪の降る日に列車乗って」で曲中MCを入れながらの演奏、これが後で凹む
今回要因になる。つかみは今回も良い。洋一郎氏をMCで呼び出しバトンタッチ。最初入れ込み過ぎかリズムが甘かったがボトムの弦のゲージを上げた効果が早速出ている、正解だ。7曲やったが「まだまだ聞きたい」といったコメントにはありがたい気持ちになる。「アメイジンググレイス」を楽器説明会をしたのをキッカケに2ステージ目が始まる。「わかって欲しい人」「海」を演奏終了のちイージータクさん乱入というより上がってもらった。「ホーボーズララバイ」で終了。お疲れさまでした。和やかにときは過ぎしあわせなMacintoshの柔らかな音のなか夜は更けて、「めんたんぴん」の元ロードマネージャー永田氏に今回のライブの感想意見を聞いてみたところが、「洋も千田君も喋り過ぎ!」とか、「君たちはロクにマイクの角度も調節しようともしない」「なんで゛ めんたんぴん の曲を今やるのか?」などなど手厳しいが考えてみればもっともな意見感想をいわれるが、我々サイドの意見も述べられところは述べ、この3、4ヶ月間これが精一杯でベストを尽くしたこと、私自身はテクニカルな面で過去例を見ない進歩があったこと、最初の試行
錯誤しながら「成り立っていけるか、成り立たないか!」が「成り立つ!」の確信に変わってきたことなどなど永田氏に告げた、それにしてもさすがは元「めんたんぴん」のロードマネージャー(PA担当)意識の高さはたいしたものだ!現場を離れても全体的なライブの構成を見る目、「ロックとは?」といった現在にも通じる意識の高さ、「めんたんぴん」はこんな人びとの意識の高さの上に成り立っていたバンドだったのだ。プレイヤーだけで全てが生まれるものでもないかもしれない。「めんたんぴん」ではないが「越中屋バンド」のMC無し曲の最後に小室良さんが「どうもありがとう」の一言で最上のライブが出来上がったことが素晴らしいとかつて思ったし、興奮を覚えたものだった、当時高校生だった私はそんなライブのやり方をしたいと思ってたはずだった、今度のライブでは初心に帰ってみるつもり、転機かもしれない、あくまでステージ構成上の…だが…指の故障はまだまだ直らず、翌日洋一郎氏に電話連絡したさいこの経緯を話したところ「ペダルスチールのスペシャリストとして奢りのような部分が見え隠れしている」と言われ、自分ではわからない部分だけ
にこの忠告にもありがたい気持ちになれた。かつて某ライブハウスで「自分の腕前をひけらかす為やってるのか」と言われたあげく、ステージをひきずりおろされことがあり、その時は怒り心頭で反省は無かったが今回は素直に見つめ直して見る、しかしながら某シンガーが「スチールパートを音数少なくして…」とか、「あくまで歌だけを生かすようにとか」こんな意見は相当ズレてる、あくまで演奏態度の話、「音楽少年として」「人前で演奏する態度として」「聞いて戴く人々にたいして」しかし演奏はいつでも「最高最上」の上での話、ストリートのやりすぎで根性がいじけたのか……。たまに、だ〜れも聞かない演奏をやってると、傲慢さが見え隠れするならその反動カナ……。……?とも思う。かの駒沢さんが書いた「リングリンクス」のCDにはこう書いてあった。「迷える千田佳生君へ、音楽を人生と思えば、まあ…。いろいろありますよ…。」…と。同感です。ハイ!とは言え、打ち上げもたけなわ、寝袋にくるまってMacintoshのスピーカーから、最上の音楽を聞きながらまどろんでゆく幸せをもう一度味わいたいものだと思いつつ、これを書いている。オーディ
オファミリーの西本さんありがとうございました。今度は模型のコレクションを見せてくださいね。

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