『チャンピックス』により禁煙中だということを彼は知っている。
さる場所にて、彼のタバコを一本もらって火をつけてみたら「不味い!」といった瞬間…彼はタバコを私の口から取り上げてくれた!
まことに感謝!いくら不味くても、惰性的に吸ってしまうかもしれない…そんな弱さが自分にはある。
しかし思わず「不味い!」と言ってしまうほど『チャンピックス』が強力に脳に作用してるのだろう。
しかし、人は各々の考え方があるけど「安いから」といって、ニコチン、タールの多いタバコを彼が吸っているのは気にかかる。
若い頃なら…まだ身体は能力面で、あまり影響力は無いけど、加齢してきた身体にはケアが要る。
まだまだ、自分自身の身体がタバコを要求している現在は、彼に向かって「止めよう。」と言える立場ではないが…。
アルコール依存者に『互いにアルコールを辞めるよう励まし合う』という自浄団体があるが、タバコではあまり聞かない。
私も身体に重大性が無ければ吸っていただろうし…。
考えてみれば、酒、タバコ、何処でも買える嗜好品で『命』を落とした友人や、知り合いの何と多いことか…今更ながら考えさせられる。
書く私も「目の前の一本のタバコ」を今日は吸ってしまいそうだったのだ!
「安いから…といって『金』と『命』の、どちらが大切か?」
安いタバコで死んだり、病気になったり、半身不随になったミュージシャンの何と多いことだろうか…脳からドーパミンを出させるために。
死んだら何にもならないじゃないか。

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