ジャズ勉強会というと偉そうな感じだが…、ジャズバー「ノエル」のオーディションでちょっと考えるところがあり、中村信治氏とお馴染みの「みつばちハウス」前にてストリートを兼ねた?ジャズ勉強会をやった。中村信治氏は非常にセンスに長けたギタリスト、フレット音痴のレスポールが残念だけれどアドリブもバッキングもセンス抜群だけれど、バッキングは同じリズムを出しても仕方がない…というか、2人っきりだけの時はいろんな演奏方法がある、片方が細かいリズムバッキングならば、片方は全体の大きな流れのバッキングであるべき! それには、相手の音を良く聞くことに他ならない。ジャズスタンダードを沢山やったが、私(千田)の周辺には私がジャズスタンダードを題材にすることに批判的な人々が少なくない。わかるけれど…、誰も知っていてBGM的に思われている曲群で、どれだけアーティキュレーションするか…?という側面もある…。正直ジャズスタンダードを聞きたい年配者は多い。ジャズの勉強演奏にかんしては「牛歩のごとく…」だが…まあ、前向きに、しかし楽しかった。延々7時間も中村信治氏と演奏していた、あれこれ考える。「キ
ャプテンカリブ」「バードランド」「サーデューク」「哀愁のヨーロッパ」「ブラックマジックウーマン」etc…あれもできそうこれもできそう、夢がある楽しい勉強会だった。それにしても…、川上社長いつもコーヒーフロートの差し入れすいませんでした。占い師の先生もお菓子を差し入れていただきありがとう。夜になり、介護の女の子と車椅子のお婆さんが聞きに来られた。「誰か故郷を思わざる」「東京キッド」「港が見える丘」「もみじ」を弾くそして歌う。おばあちゃんは楽しそうに歌っている。昔の名曲の世界観はまったりとしている。人間の感情表現も進歩があるだろう…、形而上的な表現をしなくても素敵に感じる曲は多い。ジャズはジャズとして格好良さが求められるところまでは行けないかもしれない、しかし堂々と演奏したいものだ。ジャズコンプレックスはつきまとうが…、急がば回れ、前進するだけだ。中村信治さんありがとう。私はクタクタになりました。

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