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あまりにりに多くの虐殺が、これまでに繰り返された中東。
そのうちの特定の組織による虐殺だけを取り上げてテロ行為と決めつけ、存在を抹殺しようとする試みは、必ず、不公平感を生む。
なぜイスラエルは罰せられない?
アサド政権は罰せられない?
決して根絶できないのはそのため。
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アメリカが主導して、ある勢力を叩き潰せと叫ぶとき。
成功した試しはないのである。
尻馬に乗った国は、ずっと後悔することになる。
アフガニスタン、イラクともアメリカは国家再建が出来ず。
湯水のごとく金を注ぎ込み堕落した指導者だけが米国のポチ。
アフガンのカルザイ、イラクのマリキとバルザーニ 結局、ガザでの虐殺、シリアでのアサド政権による樽爆弾や毒ガス攻撃、エジプトではクーデタ起こしたシシ軍事政権による前政権支持者殺戮と軒並み死刑判決。
理不尽な死が中東では膨大な屍の山を築いている。
欧米諸国はこれらを無視してきた。
それでは何故イスラーム国に対しては世界中が一致するのか?
あんなものイスラームではないと喚く各国のイスラーム指導者は、いずれも官製のイスラーム。
そもそも特定国の世俗政権によるポリティカルアポインティーのイスラーム指導者は、他者の評価などできない。
自分の国の都合によって、イスラームの解釈をいじくりまわすイスラーム指導者こそ曲学阿世の徒。
どこどこの誰々がこう言っているじゃないか、という話をもとに記事にするのは、ジャーナリストではなく御用聞きの仕事。
権威や権力に対する無批判の源泉もそこにある CNNはイスラーム国攻撃に関する解説やニュースを流している。
専門家のコメント。
1分に3回、「ホラーサーンはアルカイダ」って台詞がでてきた。
ホラーサーンがアメリカの地下鉄でテロを起こすという話が急激に出回ったのはアメリカ政府が震源。
で、ホラーサーンって何?
米国での世論操作の典型。
トルコは、イスラーム国の石油取引に関与してると米国に非難されている。
この問題。
元々、北イラクのキルクークあたりから産出する油は、陸送でトルコに運び、精製してからイラクに戻すか、トルコのジェイハンから積み出しイスラエルあたりに売っているのである。
イラク政府は北イラクのクルド自治政府が勝手に石油を輸出することを認めず、ずっと問題がくすぶってきた。
ちなみにイスラーム国が制圧したというキルクークは、クルド自治政府のものではない。
クルドが多数を占めると言われつつ、石油利権を失いたくないスンナ派が抵抗して帰属が未決。
そこをISが取ってしまった。
ということは石油の密売屋が、クルドからISに変わっただけ。
トルコ側で買ってる連中は、売り手が誰かは知ったことではない。
トルコでは誰でも知っているが、東に行くにつれて特に軽油は安くなる。
イスラーム国の資金源の一つ。
> 内田樹 日本社会で急速に際立っている暴力的な民族差別が政権の使嗾ないし黙許によるものではないかという見解を海外のメディアは次々に採用しています。これに対して政府はまだ反論をしていませんし、有効な反証を示してもいません。それはその指摘を「認めた」と解釈されるでしょう。
↑この問題についても、欧米諸国だったらとっくにクビ的な論調をみかけるが、そのような比較の語りはもはや無意味。
今やかつて人権先進国とうたわれた国で、狭量な極右、閉鎖的なリバタリアンが台頭していない国など、ほとんど存在しない。
ヘイトクライムとは何であり、なぜ犯罪かを論ずべき時。
だいたい、イラクの首相が、アメリカとフランスで地下鉄テロが起きるという話をどうして知っているのかを教えてほしいものだ。
もはや、イスラーム国やらホラサンやらの名前で何か起きないと済まない雰囲気になりつつある。
こういう時には、誰の仕業か不明なテロが起きることがあるから注意を要する
例えばエジプトのアズハルはイスラーム学の最高峰とも言われる。
イスラームに関する学識豊かな人材も豊富。
しかし、アズハルの学院長はエジプト大統領の任命。
今の大統領は誰?
クーデタで政権を奪った軍人のシシ。
この人がアズハルの学院長を選ぶとして、自分に都合の悪い人物を選ぶだろうか?
現実には、イスラームの権威なる人物は政権によって指名されているケースがほとんどである。
そんな連中が、イスラーム国はイスラームじゃない、あんな奴らはムスリムじゃないと叫べば叫ぶほど、民衆はイスラーム国に嫌悪感を抱いていても、御用イスラーム学者の言うことにも疑いを持つようになる。
イスラームでは正邪の判断はアッラーの手にある。
誰が正しいムスリムで、誰が邪悪なムスリムか、それを人間に過ぎないイスラーム指導者が決めることなどありえない。
つまり、そういうことをわめき散らせば散らすほど、民衆の心はそういう似非イスラーム指導者から離れていくのである
私はイスラーム国の残虐行為を決して容認出来ない。
何らの支持もしない。
だが、米国を中心に寄ってたかって悪魔扱いし、イスラーム指導者達まで、その尻馬に乗るのを見るにつけ、疑いを深めている。
「テロ」と言えば皆が殲滅に同意するのは全体主義の罠だろう
Khorasan’s emergence muddles debate on al-Qaeda
http://wapo.st/1mw15y2 @washingtonpost⇒どう読んでもこのホラーサーンていう組織がなぜ急にアメリカから「敵」として浮上してきたのか、わからない。
ほら、こうして亡者どもの同盟が世界を危機に陥れる。
イギリスも参戦。
空爆ではイスラーム国は滅びないばかりか、一般市民の犠牲を増やすだけ。
もう、見たくない、こどもの遺体、おかあさんの遺体。
国連はもはや使命を終えた。
戦争という手段によらず、国際問題の解決をめざすという主旨を捨てた
British parliament approves air strikes against ISIL in Iraq ...
http://t.co/KjmAm4m4Mv @todayszamancom⇒もはや日本でも非難されるんだろうな。
こういうことを言い続けると。
英国は議会で攻撃を承認する。
その戦闘爆撃機がどこから出撃すると思いますか?
キプロス島だそうです。
別にキプロス共和国の基地に英国軍が間借りしているのではありません。
英国は、いまだにキプロスに領土2か所を所有しているのです。
アクロティリとデケリアに。
そこから飛ぶようです。
どうして、いまだにそんなところに英国の領土があるのでしょう?
Sovereign Base Areas of Akrotiri and Dhekelia,です。
英国主権が及ぶ領土を地中海の島にもっているんです。
ここはシリアまで30分とかかりません。
トルコはインジルリッキ空軍基地を貸してくれないそうですから、キプロスも大事な出撃拠点となります
ヘーゲル国防長官。
「イスラーム国との戦いは長期化するから地上戦も必要」
いよいよ、戦争に前のめりになってきた。
現地での戦闘行為、占領に当たっての捕虜に対する残虐行為は事実だが、それらはすべて、これまでシリア政府軍、イスラエル軍、エジプト軍、リビア軍などによって同じく行われている
国内の不人気を戦争でリカバーしようとするな。
アメリカのオバマ、フランスのオランド。
早晩、日本政府も人道支援から踏み出し、集団的自衛権を口にするのとになろう。
これらの不公正に対するムスリムの素朴な怒りが突出した形で表出したのがイスラーム国である。
しかし、彼らの賢明なところは、単に武装戦線を名乗るのではなく、シャリーア(イスラーム法)による統治を掲げる点にある。
欧米諸国がここまで慌てて壊滅に乗り出すのは、西欧近代国家とは相容れないから
現状では、旧バアス党の残党が戦闘員の核となっていて、もっぱら彼らの復讐じみた残虐行為が表面に出ているためだが、いずれ、イスラーム法に反する行為はイスラーム法によって裁かれる。
その前に欧米諸国が中途半端な攻撃で壊滅を図ると一層暴力化する懸念が大きい。
地上部隊を投入したタリバン掃討でさえできなかったことを軽視してはならない
必要なことは、イスラーム国との対話をまず開始すること。
イスラーム法の戦時国際法との間で妥協点を見出す努力をしないと、オバマの言う「がん細胞」はあっという間に転移する。
参加していくジハードの戦士たちの怒りの源泉を取り除かない限り、欧米諸国は決して勝利出来ない。
シリアもイラクも第一次世界大戦当時に、英仏両国の利害で勝手に創出した国であることを忘れてはならない。
欧米諸国は、すでに既存の秩序だと言い張るだろうが、中東に生きる人々にとっては、あらゆる悲劇と不公正の原点は第一次世界大戦当時の国境線策定にある。
世界はその痛みを100年に渡って無視 現状で、その痛みを理解しつつ、領域国民国家の枠組みと諸国家体制の狭間で苦しんでいるのはトルコ一国のみ。
トルコも一定の範囲で欧米諸国に追随するだろうが、そのためには第一次世界大戦当時につくられた秩序では立ち行かないことを知っている。
イスラーム法自体はイスラーム草創期から変わらない。
オスマン帝国の領域内だったバルカン半島やギリシャで、住民の信仰は否定されていない。
もし、イスラーム国家でありカリフを戴いたオスマン帝国が、異教徒殲滅の暴虐を行っていたら、ギリシャ正教徒もブルガリア正教徒も今頃存在していない。
パリモスクのイスラーム指導者、一人を殺すことは全人類を殺すのと同じことと発言。
これはクルアーンの章句。
オバマも就任時にカイロ大学での演説で使った。
だが、イスラーム国がフランス人を殺したことに対してそれを言うなら、なぜ、ガザを、シリアを、エジプトを、これまで見殺しにしたのだ?都合の良い時だけ、クルアーンの章句を持ち出す。

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