日本の農業・農村の疲弊した状況は実は日本だけの現象ではありません。
日本農業の今後を考える上で各国の農業情勢を理解する事は不可欠ですが最初に多くの日本人には先進農業国と思われている米国の農業の現状を今後数回に分けて見てゆきたいと思います。
はじめに2002年11月9日ワシントン州ヤキマで開かれた農耕生産者会議においてミズーリ大学農業経済学部のジョン・イカード名誉教授が行った「最先端の家族農業」と題された基調講演を紹介します。
3部構成をそれぞれ2回に分けて掲載します。
第1部でイカード教授より、企業がアメリカ農業への支配力を強めた結果、利益搾取的な契約農業、農家の収入の減少、輸入食物への依存の高まり、そして農村地域の汚染が引き起こされたことが説明されます。
第2部では、農業者、動物、地域社会、そして環境に対し、害を与えることのない良い農業を支持しようとするアメリカ人が現在増えつつあることについて説明されます。
第3部でイカード氏は、地域社会、共同作業と世話役的な責務の遂行に関心を抱く、新しいタイプの農業者の出現について説明しています。
THE NEW FARM より
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