「グローバル化」と、1990年代の「アメリカ史上、いや、世界史上、最大の経済ブーム」に話を戻すことにしましょう。
第二次世界大戦以来、国際経済は2つの局面を経てきました。1970年代前半までのブレトン・ウッズ体制と、それ以降の、ブレトン・ウッズ体制における為替レートの調整と資本移動の統制の廃止を伴う時期です。
「グローバリゼーション」と言われるのは、この第二期で、これは「ワシントン合意」の政治的な新自由主義と関係しています。
この二局面は大きく異なっています。
第一期は、しばしば、(国家)資本主義の「黄金期」と呼ばれます。
第二期は、標準的なマクロ経済的指標の顕著な失速を伴っていました。
すなわち、経済成長率、生産性、資本投資、さらには世界貿易などです。
さらに、非常に高い金利(これは経済に打撃を与えます)、通貨保護のための大量の非生産的な金融備蓄、金融不安定化の増大をはじめとする、様々な好ましくない結果を生みました。
これには、東アジア諸国のように規則に従わなかったことによる例外もありました。
これらの国々は、ジョセフ・スティグリッツが世銀の研究報告に書いたような、「市場が最もよく知っている」という「宗教」を崇拝しませんでした。
ちなみに、スティグリッツは、その直後に世銀の主任経済研究員に任命されましたが、その後解任されました(そしてノーベル賞を受賞しました)。
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