■ビックリ憲法をめぐる因縁(4)
当初マッカーサーは憲法九条を自分が発案したように見せかけていた。
野心のためにハーバート・フーヴァー第31代大統領にアピールする必要があったのだろう。
しかし、後に困った問題が起こったために幣原発案説に切り替えたのである。
米国側もビックリ憲法などさっさと改正するだろうと読んでいた。
そうなれば速やかに再軍備させて前線兵力として活用できる。
誰がどうみても日本の戦争放棄と戦力放棄は米国にとってデメリットの方が多い。
ところが、米国にとって予想外の展開が起こる。
朝鮮戦争が目前に迫っても吉田狸はひょうひょうと憲法九条に閉じこもりながら経済再建に力を注ぐ。
そうなると憲法九条の言い出しっぺがマッカーサー本人では具合が悪い。
マッカーサーは突如幣原発案説を言い出す。
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