§9.結論
第一部の二酸化炭素地球温暖化説の検討から、現在観測されている気温の上昇傾向が温室効果を主因とする可能性は小さく、たとえ二酸化炭素の増加による温室効果の影響が顕在化したとしても、それが地球の生態系にとっての脅威に直結することはなく、むしろ生態系にとって好条件になる可能性があることを示した。
第二部において、温室効果による地球温暖化を『防止』することを目的に導入されようとしている、クリーンエネルギー供給技術について検討した結果、これらの技術は石油とその他の資源の浪費を加速すること、つまり二酸化炭素排出量を増大させると同時に、産業規模を拡大し、産業廃棄物の増大につながることを示した。
現在主流となっている、環境問題=地球温暖化という図式は、産官学共同体とマスコミの世論操作による『空騒ぎ』に過ぎないのである。
しかし、その一方で生態系の物質循環を破壊する、本質的な意味における環境問題は確実に進行している。
我々は、もう一度『環境問題とは何か』という原点に立ち戻って、冷静で科学的な検討を行うことから対策を検討しなおさなければならない。
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