生きている地球
〜 環境問題を見る視点 〜
その8 『環境技術』をどう見るか
(
環境問題を見る視点:環境問題と工業技術の限界からの続きです。)
現在、環境問題の存在は既に広く認知されています。環境問題を改善するために色々な動きがあるのも事実です。
では、現在行われている環境問題への取り組み、そのための技術(以下、環境技術と呼ぶことにします)について検討しておきたいと思います。
現在行われている環境対策は、ほとんど全て工業的な技術によるものです。
既にこれまで見てきたように、工業生産システムは閉鎖型のシステムです。
たとえそれが環境技術であろうと、この基本的な特徴は変わりません。
つまり、環境技術という工業生産システム自体が新たな資源消費を生み、環境にエントロピーを付加することになります。
工業生産システム全体を見れば、既存のシステムに新たに環境技術を実現するためのシステムが加わることによって、更に資源消費と廃熱・廃物の増加が加速されることになります。
工業生産システムの持つ基本的な特徴に起因する環境問題を、工業技術によって克服しようという試みは明らかに論理的に矛盾しており、本質的な問題解決にならないことは、冷静に考えればごくあたりまえの結論です。
以下、もう少し具体的に検討することにします。
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