あっしらさん、こんにちは。
自身の身のほども知らずあっしらさんに胸をお借りしたいと思います。
私の理解によれば、あっしら経済学の出発点は供給=需要と措定するところにある。供給が先にありき、と。供給とは何かと言えば、商品を提供することに他ならない。商品を提供するためには、原材料や燃料を購入したり、人件費を払い出さねばならない。これらの行為は(生産者による)需要に他ならない。そして、出来上がった商品は最終的には全て消費されてゆく(即ち、需要に等しくなる)。かくして、供給という概念(価格x数量という金額で表示される)は需要額に等しくなる。
その上で、あっしら氏は次のように主張する。経済がスムーズに拡大してゆけないのは、供給側に問題があるからである。本来、供給に全て注ぎ込まれるべき貨幣が退蔵され、供給(額)になっていない。このため、供給と等式で結ばれるところの需要も拡大し得ない。この矛盾を解消するためには、供給額を増大させる必要がある。しかるに、供給(量)そのものは過剰だから、量を増やすのではなく、単位当たりの価格を上げることによって供給(額)を増大させれば良い。端的に言えば、従業員の給与を増大させ、それが消費として需要に流れ込むようにしてやれば良いのだ。
あっしら氏の考えを煎じ詰めると、企業活動によって産み出される付加価値の内、利益に回るポーションは限りなくゼロに近づけ、賃金や原材料などに多くの貨幣を費消するのが望ましい、それなくして経済を正常化することは不可能である、という主張である。
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