「健康調査」に異議:“人体実験”にとどまらず、より悪用され健康被害の補償を回避する根拠に利用されかねない代物 投稿者 あっしら 日時 2011 年 6 月 28 日 から転載します。
福島では県が主催する「健康調査」が本格的に始まろうとしている。
そして、TV局や大手新聞は、それがあたかも住民の健康に配慮した行政の思いやりから行われるものであるかのように報じている。
3月11日以降の事実経過を知っているひとであれば、責任やパニックを避けようとしたのか、お金や手間暇をケチったのかはわからないが、中央政府や福島県が、住民の健康を平気で踏みにじり、減らすことができた被曝さえ知らん顔で放置していた犯罪的対応ぶりを知っているはずである。
「健康調査」の第一義的目的は、長期にわたる低・中放射能汚染が2百万人ものまとまった数の人体に及ぼす影響を知ることである。
このような“チャンス”は史上稀に見るものであり、“西側”研究者にとっては千載一遇の機会である。
しかし、この「健康調査」は、たんに“人体実験”にとどまるだけでなく、さらに悪用され、東電・政府が、健康被害の補償から逃げる根拠にされる可能性さえある危険な代物なのだ。
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