10年代半ばに貿易赤字が定着の恐れ、国債国内消化不能、原発存続:評論家と扇動家に堕した経産省官僚 投稿者 あっしら 日時 2011 年 11 月 23 日 から転載します。
経産省が国家戦略会議に提出したという日本経済の「リスクシナリオ」は、評論家レベルの考察で、増税や原発再稼働を煽るとんでもない代物である。
「現状の円高水準が続くと、産業の空洞化が急激に進み、2010年代半ばには貿易赤字が定着する恐れがある」と考察している。
しかし、根拠になっている肝心の円高水準は、けっして異常なものではなく、インフレ率の差に照らせば理にかなった水準であり、今後も日本でデフレ基調が続き、米国やユーロ圏が不況のなかでも緩やかなインフレならば、円レートの水準はさらに高くなる。
円高により、「日本経済の基盤を担う素材産業も含め、サプライチェーン(部品供給網)全体が海外移転する「根こそぎ空洞化」が進む恐れがある」と考えるのなら、総需要を増大させて緩やかなインフレ(米国やユーロ圏を超える)に転換させるしかない。
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