さて今日はキャブのピロボールリンクのお話しです。
すでに取り付けたのですが、完成♪ とは行きませんでした。
これで完成♪ としたかった
まずは材料
汎用なのでしょうか? ピロボールリンクです。
見ての通りピロリンクです
ピロに変更となると押しレバーとキャブのスロットルレバーをピロ用
にしなくてはなりません。
押しレバー側はピロ用レバーピンが販売されていたのでそれを購入
しました。 ただ押しレバーのネジ径がM5に対しピンがM6でしたの
でネジを切り直しました。
押しレバー側はピロ用レバーピンを付けました
キャブのレバー側は新たにそこの部品を購入して、レバーピンを
削り抜いてM5のボルトを通しました。(写真撮り忘れました・・・)
部品が完成したら当然取り付けです。
キャブを取り付けたまま作業しましたので、レバーを交換するのに
手が入らずちょっと難儀しましたが1時間程度で完了。
ガタが無くなりましたので同調をとるのはシビアなのですが、停車
状態で決めた位置がリンクのガタで狂うことがありませんから実際
に使用する分でも今までとは違ってスムーズに吹け上がります。
絶好調♪♪ だったのですが・・・・・
ブォ〜ン!
エンジンが最高回転にまで急上昇。
信号待ちでいきなりアクセルが戻らなくなりました。
リンクの締めが緩かったのかな??
エンジンを停止させてキャブ周りを点検したら・・・
ほぼ全開状態
キャブのレバーが戻ってません。
なぜなのか、よくよく調べたら
ピロボディーの肩とスロットルスクリューが当たっています
エッ〜!
ピロの太い部分がキャブのスロットルスクリュー台座に引っかかって
ました。 ピロですので多少リンクが捻れるんですね。取り付けた際
には当たらなかった本体が捻れたことで引っかかったのです。
ピロの取付位置をずらすことも考えましたが、リンケージシャフト上
で移動させる余裕は殆ど無かったので本体角を削ることにしました。
白いペイントが当たる部分
削る目印
削りました
削る前と後の比較 右の方が肉厚でしょ?
ヤスリでゴシゴシと削ってようやく当たらなくなりました。
これでめでたしめでたし、とは行きません。
このピロだけでなくリンケージシャフトもベアリングに変更した目的
であるシャキッとしたスロットルの戻りがまだもう一つなのです。
アクセルを踏む方は良くなりました。
ですがリターンスプリングで戻る側の最後の最後、アイドリング回転
が落ち着かないのです。 正常回転であったり少し高かったり。
キャブのスロットル、バタフライシャフトとピロ固定位置との直線距離
は約38mm。 押しレバーストロークは約52mm。
アクセル全開のワイヤー移動量が少ないのでそのような長さになる
のは致し方ありませんが、どうもリターンで戻りきってないというか
レバーの角度が悪くて引き切れてないようなのです。
スロットル全閉
スロットル全開
分度器を現物に当てていないので推測値になりますが約80°
全閉と全開のピロの位置と下の押しレバーの位置を見比べて
下さい。
ストローク52mmの押しレバー
アクセルベタ踏みでここまで
押しレバーの全閉位置が上がりすぎ・・・上の方に伸びているため
リターンスプリングの力で引き上げ切れていないのではないかと。
ベタ踏みの位置でまだ押し下げられる余裕がありますから、ピロ
リンクのストロークをもう少し短くしようと企んでいます。
が!
これでまたピロ本体が引っかかるのでは? と。
これもスパッと決まらないとは・・・・・・・・・・・・

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