
12月11日(日)らん月にて午後1時より4時まで ORLANDOJAPANFEST2005を
開催した。今年の目玉はなんと言っても 百人太鼓 だ。
11時に集合 11時30分からの8段打ち(16人編成)のリハーサルを終えて
12時からいよいよ百人太鼓のリハーサル。だが、空模様が怪しくなってきた。
太鼓をセットし終えて、いざ始めようとした、まさにそのときポツポツと奴が
空からやってきた。雨である。何をしようにもあまりにも太鼓の数が多すぎる。
でも私は見た、ビニールシート、カーボンボード、毛布などを太鼓の上にかけている人たちの中に、な なんと自分のジャケットを脱いで太鼓にかぶせている人たちがいたのだ。なんと感動的なシーンだろう。これ以上の愛がこの世に存在するのだろうか?心の声が聞こえてくる「太鼓さん大丈夫、私が守ってあげる」
しかし、無情にも雨はどんどん強くなってくる。
もうこれではショーは中止だろうと、半ば諦めていた所・・・私は思い出した
今日のこの日のためにみんながどれだけの努力をしたか、いや、どれだけの血と汗と涙をながしたか。私は一大決心をした。
「Show Must Go On」
雨足が弱くなったところで、私はみんなに太鼓を出すように頼んだ。
一瞬驚いた顔をしながらも、メンバー達は力強く頷き、声を揃えて言った。
「やりましょう!」そのみんなの声が天に届いたのだろうか、雨足が弱くなって
きたではないか。「ようし!いくぞ!!」「おー!!!」
そうして、小雨の中、百人太鼓の演奏が始まった。
観衆の目は雨で濡れているのだろうか?いや百人太鼓の地面から湧き出る地響きのような、人間のはらわたを揺さぶる音に感動してうるうるしているのだ。
その姿には、日本人もアメリカ人も男も女もましては大人も子供もなかった。
雨にも負けず、風にも負けず。愛は人類を救う。そして、
太鼓は地球を救うのだった。
to be continued . . .

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