評価
女刑事・音道貴子シリーズ第5弾は連作短編4作品。
音道、巡査部長へ昇進、警視庁第3機動捜査隊立川分駐所から隅田川東署へ異動。
@その夜の二人
新しい相棒・玉城警部補(京都大農学部出身のノンキャリア)と主婦の殺人未遂事件を解決。親子関係を取り巻く物語。
A残りの春
ある事件を鮮やかに解決した貴子。研修に来た東大出身のキャリアが貴子のファンに・・・以前の事件で鼻持ちならないキャリアに苦しめられた貴子だけに読む方もハラハラしたが思わぬ結末にニヤリ。
B木綿の部屋
直木賞受賞作=音道貴子シリーズ1作目「凍える牙」で相棒だった滝沢刑事の娘の夫婦問題に首を突っ込んでしまった貴子。父娘のやり取りに少ししんみり・・・
C嗤う闇
貴子の恋人・昂一にレイプ犯の容疑がかかる。捜査すると、被害者の新聞記者・堤育子の嘘だった。真犯人は・・・?
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