うちの旦那様が、ダイエットに成功しました。
極端なダイエットは必ずリバウンドするので、
だいたい1年〜2年かけて10kgほどの減量。
顔はすっきり、お腹も背中もすっきりです。
182センチ77キロは、なかなかのもんでしょ。
男前にいっそう磨きがかかり、やっぱ、かっこいいです〜〜。
「薬を飲むと太る」という大義名分を掲げている間はダメでした。
確かに、お薬を飲むと「太りやすい体質」になります。
そして、お薬を飲んで頭がボォ〜っとするので、
動くのが億劫になります。
でも、お腹はすくので、ばくばく食べます。
…そりゃ、太りますよ。
ダイエットに何をしたか。
特別なことはしていません。
ジムに通ったところで絶対に続かないし、とにかく「家事」です。
日常生活をしっかり送ること、これが大事です。
夜更かしせずに早く寝る。
すると、いくら睡眠薬のお世話になっていても、
「時間がきたら、背中を誰かに押されてるように起きてしまう」んだぞうです。
そして、掃除、掃除、掃除(笑)です。
わたしがリウマチになったお陰で、
家事をお手伝いしてくれるようになりました。
リウマチ様様です。
わたしも、家事を手伝ってもらえるようになって、リウマチも随分回復してきています。
車に乗らなくなったことも大きいです。
お薬の量が多いので、運転するのをやめました。
なので、移動は公共機関か歩きです。
やったことの無いお掃除を「当たり前」のようにできるには
やっぱり時間がかかります。
これは、サポートの仕方が重要なポイントになってきます。
「お掃除してよ」とわたしが言うだけではダメです。
一緒に少しずつ、ゆっくりゆっくりできることから。
初めての経験ですもんね、旦那にとっては。
わたしは松葉杖のような役目だと思います。
いつの間にか必要なくなるように、サポートします。
(この辺のくだりは、「アルプスの少女ハイジ」で
クララが歩けるようになる段階を参照ね!
わたし、あのアニメにはいっつもパワーをと知恵をいただきます♪)
わたしも聖人君主じゃないので、キレたことがあります。
クララがなかなか立たないのでハイジが思わず「クララのバカ!!」と
泣き喚いてしまうのと同じ。
アニメと違うのは、その後クララは「ハイジ!」と立ち上がって
劇的なる感動感涙の場面へと続きますけど、
現実はそううまくは行きません。
何度も何度も同じことを何百回と繰り返す必要があります。
わたし「いつになったらできるん?」
主人 「明日からする〜〜」
わたし「明日明日って言う奴は、一生できへんからな!!」
主人 「絶対できるようになるから〜待っててよ〜」
わたし「待ち続けて20年になるで!!」
主人 「わかった…」
切れるという言い方は間違ってるかな。
心を鬼にして…っていう大げさなものではなく、
主人に文句言いながらも
「…ま、できなきゃそれでいいや」って思ってたほうがいいです。
本気で追い込んだり攻め立てるのはご法度です。
キレるというより「叱る」かな。
わたしの感情が入っちゃダメなんです。
「この人の為を思って…」って思うのもダメ。
もっとあっさり、さわやかに、一瞬で決めないと。
このタイミングが微妙なんです。
後になってから、できなかったことをくどくど言うのは逆効果。
右脳全開の、動物的な反射神経で、
カワセミが一瞬で泳いでる魚を捕まえる、あの感覚で。
そのとき、その瞬間、なんです。
バスで帰宅するところを歩いて帰るようになったのも大きかったです。
これも、「その気」になるまでの勢いづけが大変でした。
「歩く」というのが楽しくないと続きません。
なので、これまた最初は一緒に歩きます。
「あんた、昔むっちゃ歩くの好きやったやん。
大学から駅まで歩いてたやん。
歩くのむっちゃ早かたやん。」と旦那様の「歩き好き」という遺伝子
に呼びかけます(笑)。
すると、あるとき、帰ってきた旦那が「今日、一人で歩いてきた」と
言うではないですか。
「やった〜!!」です。
夏場は、つらくなったら途中バスに乗るという自分ルールも旦那が勝手に作りました。
汗だくのぼとぼとになって帰ってきます。
こういうときの洗濯物の量が増えるのは、大歓迎。
汗臭いデニムとボトボトのTシャツ、うれしくなっちゃいます。
「汗臭さ=歩いて帰ってきた」なんです。ヤッホー。
あと、食べる量が減りました。
太ってる人の共通語で「そんなに食べてないねんけど」というのがあります。
これ、必ず言うでしょ。
わたしも太ってるとき言ってました。
「そんなに食べてないんやけどなぁ…」って。
いいえ、食べてるんです。
必ず、食べ過ぎています。
旦那は今、笑いながら
「あれ、なんで言ってしまうんやろうなぁ。
俺も言うてたなぁ。『そんなに食べてない』って。
今から思ったら、全然そんなことないわ。
食べてた食べてた。」
確かに、お薬を飲むと太りやすくなります。
でも、気持ちを切り替えて、楽しく一緒にダイエットすれば、
痩せてきます。
旦那はきっと「痩せる」ことを自分で決めたんでしょうね。
もっとオネーチャンにもてるために!
もっとオシャレができるように!!
姪っ子が「おっちゃん、かっこよくなったね。
もっともっとイケメンになってね。」と言ってくれていました。
もう、メロメロ〜ンです。
とにかく、旦那様が痩せました。
よくやったぞ、ダーリン。

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