<<全国書店発売記念 まゆみん&タマリンドたま 特別対談>>
●タマリンドたま: まゆみん、画集「いつか飛ぶ日のために」
なのですが、一番最初、私がつけたストーリを読んだ時 何を思った?
率直なところを教えてよ
☆まゆみん: 私はそれまで、私に書いてくれたチャクラ元気素図の
たまの文章とエッセイ「降りそそぐ光の中で」を読んでいたけど、
どんなのがあがってくるかは予測できなかった。さらりと読んだけど、
文章だけでは、これってなにがどうなの?って感じだったね。
でも、絵と合わせてページ立てするまでは、解釈や評価はしないで
おこうと思った。
●タマリンドたま: 確かにあの文だけ読んで何かを理解できる人は
少ないだろうな(~o~;)
あまりにも凝縮されているし。でも絵と一緒なら何かが現れると思う。
☆まゆみん: そもそも私が文章つけようとして、
どうにも絵の説明ばかりになって広がりがないから、
ストーリーとしての文が書ける人を探していたんだけど。すでにフェ
アリーブルーで一緒にお仕事していたたまさんに頼んではどうか、
といずみさん(フェアリーブルー店長=主)に提案されたの。
それまでのたまの文章は確かにさりげなく
光るものがあった。しかし私は勧められたからといって、
あがってきた文章がイマイ
チだったら却下、またはやり直しをしていただくつもりでした。
(ふっふっふ。d( ̄ー ̄+)キラリ)
●タマリンドたま: ということはボツもありえたのね!
やり直しがきていたら放棄し
ていただろうな。
どんなに不完全でも最初が最高という「タマリンドたまの法則」があるんだ・・・。
だから、あれが私にとっての「最高」なわけ。
☆まゆみん:ふふふふふ。
ページ立てして、色やレイアウトの構成をしながらくりかえし
その一行ストーリーに
触れるわけですよ。
ほほう、そうくるか…
へえ、なるほど…
このページの絵とここでリンクするわけか…
説明されてない部分は読者の解釈に委ね、きちんとストーリーとして
成り立っている。
うう〜〜ん。たま、やるなあ。( ̄〜 ̄)
(笑)
●タマリンドたま:でも、あれは私が考えて創ったストーリーじゃないよ、本当に。
私はそれぞれのページを見ながらスパイラルロッドをぐるぐる回した。
そしてもう一度最初のページに返って、ぐるぐる・・・。その時に最初の一文
<「レシーネの祈りの行方を探してくれ」
天使ハフラは命を授かり、地上に降りていった>
この一文が閃いた。「レシーネ」という名前はすっと入ったけど
「天使ハフラ」というのが、言いにくくて、何度もロッドに
「これでいいの?」って確かめたんだけど、
「いい」と譲らない(けっこう頑固だよ!)それ以外は早かった。
あっという間に書けてしまった。
だから自分が書いたという気はまるでしない。いうなら<取次ぎ人>だね。
それが読む人にインプットされてどんなストーリが展開されるのか。
そこが楽しみ!実は私だって、この物語を小説という形で書いてみたいと
思ってるよ。でも全7巻ぐらいにわたる膨大な物語になりそう!
書けるだろうか?その問いに対してロッドは曖昧に動くのよ・・・!
☆まゆみん:「レシーネ」「ハフラ」は、どんな天使なんですか?と、
よく聞かれる
のよ。「書いた本人もわからないらしいけど、そういう名前らしい」
って応えてるよ。
そうか、そこにはロッドがいつもあったのね。
なるほど、<天使と祈りの物語>は、まだ完全体ではない?
それとも、これはこの形でスペシャルで、たまには他に書く
べき物語が控えてるのかな?
ロッドに聞いてみてよ。
たまのシタール弾き語りで聞く<天使と祈りの物語>は、
私にはそれでやっと完了したモノが見えたような気がしていたけど、
小説という別の形があるのかも。
できたら私が挿し絵を描きたい。
●タマリンドたま:絶対描いて!私のライフワークにする!
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さあ、おわかりいただけたでしょうか。この画集の謎が。
スパイラルロッドが書いたともいえるストーリーが各ページにほんの
1行2行記されているのです。
「レシーネの祈りの行方を探してくれ」
天使ハフラは命を授かり、地上に降りていった・・・・・
天使と祈りの物語 <祈りの行方> by 小崎 たま
次週からこのストーリーがベールを脱ぎます。乞うご期待。

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