あの橋脚は、架け替えを検討するとのことだ。
http://www.chunichi.co.jp/00/mie/20060414/lcl_____mie_____006.shtml
(中日新聞のWEB版、三重4/14内の記事を引用します)
三岐鉄道北勢線の事故の橋
架け替えを検討
三岐鉄道北勢線の脱線事故で、事故が起きた橋の架け替えを同社が検討していることが分かった。当面は橋脚を補強して五月上旬の復旧を目指す方針だが、「将来的には架け替えも検討する」としている。
現場の橋は一九三八(昭和十三)年以来、少なくとも五回の補修工事が行われたが、今回傾いたのとは別の橋脚だった。橋脚の下の砂が流される洗掘(せんくつ)対策として、橋脚の基礎をコンクリートで固めていた。
現場の戸上川は数年前まで、脱線の原因となった橋脚より南側を流れていたが、流れが変わったため、改修されていなかった橋脚が“直撃”を受けたとみられる。同社によると、北勢線の四十八の橋のうち、川の中に橋脚がある橋は五つ。いずれもコンクリートの土台を木のくいで支える古い構造で、洗掘には弱い。
架け替え計画は高速化に伴うもので、計画があるのは五つの橋のうち、戸上川など橋の前後に急カーブのある三つ。基礎部分までくいを打ち込む構造で、洗掘を完全に防ぐことができるという。東員駅南側の藤川では設計が始まっているが、戸上川は未着手だった。
同社は十三日、阿下喜−大泉間での折り返し運転を始め、バスによる代替輸送は東員−大泉駅間だけになった。しかし、折り返し運転の列車本数は通常の半分程度に減る。 (中沢 穣)
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市民団体も、「行政や三岐鉄道は安全についてきちっと対応したのか?」という指摘、ごもっともであります。ま、一つ間違えれば一大事ですし・・・・・・。
復旧は5月の上旬との話のようですが・・・・・・。間に合うのかな?
高速化=橋脚の安全があって早く走れるものですから、考えてみれば、近鉄時代からすべきだったので、三岐鉄道よりも近鉄にも文句を言いたいですが・・・・。
※3年前に採算上の問題から存廃問題として処遇を考慮していた近鉄が、三岐鉄道との間で北勢線の譲渡を行うとともに、沿線自治体から55億の負担金を積んだことで、北勢線は三岐鉄道の一路線として存続されることになったわけであるが。
ただ、北勢線自体は距離的に長いことは長いですが、過疎の部分と住居の密集したところを走るので、収支的にはやはり難がある面も・・・。全般的にはサービスの維持を図りながら、桑名市内の一部に置いては、サービス増強をはかってもいいような気もするのですが・・・・・・。

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