「※今秋にもレール撤去か?旧名鉄岐阜600v区間/この件の問題点」
岐阜の交通と路面電車問題
この話題に関しては・・・・・・。
ちなみに、追記ですが
旧600v併用軌道区間”舗装”問題紹介とお願い。
廃線名鉄3線、今秋にもレール撤去(岐阜新聞7/28)
(全文紹介)
昨年三月末で廃線となった名鉄岐阜市内線、揖斐線、美濃町線(田神線を含む)で残されたレールについて、道路管理者の県と名鉄が撤去の合意に向け、最終的な協議に入ったことが二十七日、分かった。早ければ今秋にも撤去を始める。民間企業が三線の「再生」を目指して活動しているが、県は「レールを放置しておくのは安全性に問題がある」として撤去を決めた。
レールが残されている道路は、主に県が管理する国道と県道で、レール上で起こるスリップ事故など交通安全問題が指摘されていた。作業は、名鉄がレールと枕木を撤去し、県が舗装工事を実施する。地元と調整ができたところから着手し、現段階では、撤去を終える時期は未定。また、田神線の約六百五十メートル区間を管理する岐阜市も、名鉄と撤去の方法や費用負担などの協議を続けている。名鉄側は「道路の安全に問題のあるところから優先的に撤去を始めたい。県と合意の見通しが立ったことで、岐阜市との協議も進むと期待したい」としている。
一方、関市のショッピングセンター「マーゴ」のオーナー会社「サン・ストラッセ」(広瀬武男社長)が、レールを生かした鉄道の開業を目指し、国土交通省中部運輸局に特許申請を行っている。中部運輸局は「申請は名鉄からレールなどの譲渡を受ける内容になっており、審査に少なからず影響がある」とし、近くサン・ストラッセ側から今後の方針などを確認する方針。広瀬社長は「申請の審査の最中であり、(撤去の合意は)寝耳に水のような話。路面電車の再生を望む住民も多いのに、申請者を全く無視している」と話している。
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実は、この問題は複雑で、住民の中には「交通安全上の問題がある」として苦情があるのも承知しておりますが、一方で、路面電車をもう一度という声もあるわけです。
なぜ、このようになったか?考えてみれば交通戦略的に名鉄と岐阜県や岐阜市のいい加減さに尽きるだろうと。
はっきり言って何をしたいか分からない。ただ廃止したから撤去するでは他市町村沿線の住民の意見も無視する事になりかねないと思います。
例えば、仮に撤去したとして、もし再生の方向に進むなら、ある程度の補償をするとか、プラニングを共同でたてるとかがないと、復帰を願っている人への説明がつかない。
無論安全問題は大切でしょうが、それよりも、道路でのクルマ運転での安全問題はきちっと県民に指導しているのか?等と突っ込みも・・・・・・。
もし、「撤去」にしても、一時的にアスファルトの舗装をして路面をならす形の簡易的なものでも十分かと・・・・・・。
とはいえ、あくまでこれは「再生問題」を放置したまま強引な方法では同意は得られないと思いますし、少なくとも、「再生」に手を上げている人に対して自治体が無視をしたあげく暗に「やめてもらえないか?」という姿勢で行なったり、一方では、別の角度から小銭を集めて応援するとともに、県や市にお願いしている人のに蹴りを入れてまで、となると問題かと。今がその状態にも・・・・・・。
そのような状態じゃあ、自治体の皆さんに
「レッドカード」ですな。
敢えて、声の叫び風に書いて・・・・・・。
何がここまで「撤去」に固執させるのか?
言ってしまえば何ですが、「村意識の固まり」がそうさせたかと。
俺は言いたい。廃止寸前の話ですまないが、パルコは良くて岡電は悪いのか?
岡電がダメなら名鉄さんに、同じ系統の福井鉄道や豊橋鉄道といったところで
お願いしてもダメなのか?
そんな田舎根性じゃ、パルコも逃げられて当然!
いづれ高島屋もメルサも逃げますよ!
岐阜の経済人の意識改革なくして街の発展はない。
ま,郊外にショッピングセンターはいくつか出来ますが、他でも同じ事。
名古屋でもJR大高新駅にイオンの大高が出来る予定だし、岐阜では本巣の「モレラ岐阜」
が最近出来たが、多くの会社がその傾向に進めばいづれは古いところや経営の悪いところが
淘汰される。それは自然の流れだが、それは延々に進むとしたら・・・・・・。
街の中心も活性化がないところに人は来ないし、人が来ないからますます活性力が落ちる。
その繰り返しだけではないか?
なぜそこが分からないのだろうか?
岐阜県は、今までの問題をすべて住民に押し付ける、という事になるけどそれでもいいのか?
それは岐阜市にもそれを言いたい。
そのような態度で「中心地市街化計画」「活性化」を語っても実行は無理。
公共交通特区も夢の又夢だろう。
復帰したいという声がどのようなものか実際に見たり、実際の名鉄の600v区間の経営戦略
が総合的に良かったか、岐阜県や岐阜市の対応がそれで良かったか、
再度検証してもいいのではないか?
岐阜県や岐阜市ももう少し柔軟さをもった対応を願いたいものだ。
「それでも」の声に傾けなければ、その声に対する回答も結局自己弁護のみで終わるだろう
(それは、今懇談会を行っている名古屋市交通局にも(追加で)・・・・・・)。
でなければ、「住民に押し付け」の批判は避けられない。
とふと雑感で呼びかけのようなもので申し訳ないが、そんな思いであります。
ま、岐阜県さん、
ゲイツな方と共同でIT戦略は考えておりますが(参照、Enterprise Watch2003/10/16)、確かに
大いに結構!
ま、ただ、それは街の周りだけの話。
街の周りだけの話
ですので、勘違いのない様、と突っ込みを。
追記(8/18)
考えてみれば、名鉄と自治体との間の協議故、新規団体の挙手は関係ないという事かもしれないが、しかしながら、岐阜県の裏金問題が発覚しており、裏読みすれば「汚い金で路面電車のレールを抜こうとしている」と見られかねない。ま、行政故、それはそれ、これはこれらしいが。
追記2(9/8)
中日新聞でも、小さいながら撤去の話が出ていた。
「路面電車の再生の道が遠のいた」と書かれているが、
遠のいた=ゼロになった、という意味では全くないのである
少し減っただけの話である。
確かに悔しい事は悔しい。
しかしである。
もし逆説的に言うなら、撤去してくれてありがとうございます、きちっと道路を整備してくれて、
また、お金を出して路面電車の軌道を敷き直す事を期待しております。県の裏金で(ぉ。
失礼しました、きちっと道路予算としてつけてください。
あくまで、道路整備のための撤去であって、まさか、路面電車の再生を邪魔するためのものじゃないですよね?自分達だけ裏金で××しちゃって〜〜。いやらしい。ユニセフの人も裏金で募金だなんて情けない、と申しておりましたし(ぉ。
という言葉を付け加えましょう(w。

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