千葉の海カフェ  千葉の海・風土・生業・
 昨年の12月、暮ラシカルデザイン編集室から「房総カフェ」そして今年の8月末に書肆侃侃房から「千葉の海カフェ」が発行された。何れも著者は勝浦市に住む沼尻亙司である。月刊ぐるっと千葉に勤めていた頃からの付き合いで、その後に勝浦市に住んでいる。
 先週、千倉に行く途中、勝浦に立ち寄り会ったときに2冊の本を頂いた。1冊目は「房総カフェ」である。

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 取上げている場所は千葉から房総内陸、木更津、外房、鴨川と15のカフェである。読んで頂ければ判るようにカフェを営む生業と地域という風土に身を委ねる固有な生活者の有り様が描かれいる。こうした佇まいが房総の地に何者かを生み出すヒントになり得るのではないか。
 2冊目の「千葉のカフェ」は

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 銚子から富津まで文字通りの海岸35箇所のカフェを取材している。取材・撮影・DTP・デザイン・営業・販売まで手掛ける著者の思いが房総の海の新たな佇まいを私たちに提供している。
 良く見てみると数店を除き、取材先は平成11年の大震災後に開店した店舗である。考え方次第であるがこの震災は私たちに時代の有り様を転換するものであった。人口減・地域の衰退・消滅まで連動する震災後の将来像を抱えてしまった。少々の補助金などでは歯車の回転に注ぐ油になり得ぬ時代になってしまったのである。
 それぞれの店主はこうした時代を横目に見ながら自らの生き方を正直に表現している。地域と旅人と店主の交流が地域にひとを呼ぶ込み、地域に住んで見たいという契機になりうる近道と思っている。

旭市のいいおか地区からは2店舗が取材・掲載されている。何れも震災後に開店した。

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 海辺で被災を受け店舗に改造した「フレーバーズカフェ」

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 旧いいおか荘(現潮騒ホテル)の近くにテラスを前面にした「フレーバーズカフェ」
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