記事のアップがどんどん遅くなってしまっているので、すでに忘れかかってしまっていますが・・今回はドゥカティ900SSにお乗りのオーナー様からのご相談で、マフラーの中間パイプを製作できないかということで製作したものです。
取り付けるマフラー(サイレンサー)を車体にあてがいながら、完成のイメージをしつつ左右の高さや幅など煮詰めてから中間パイプの製作に入ります。
製作途中はなかなか写真が取れないので、完成形はこちら。中間パイプなので長さはそんなにないのですが・・。
ノーマルのフロントエキパイの出口は決まっていますので、そこからサイレンサーの入り口に向かっていくのですが、左右あるので高さや幅の事を考えながらの作業になります。
あらたに付けるサイレンサーの入り口径とフロントパイプ径は違うので、パイプ材をプレス加工して拡げてあわせています。
プレス用の台金を旋盤で作って、テーパー部分と差込部分を作っていますので、今回はパイプ材のみで中間パイプ製作しています。
左右の高さや張り出し具合、タンデムステップを取り付けられるように調整して本溶接していきます。サイレンサー固定に必要なカラーも数点製作しました。
一部分だけの製作ではありますが、ゼロから自由に作れる物とは違い、入り口、出口が決まっているというだけで、その中に納まるようにしなければいけない分、かえって手間はかかります。
どうしても付けたいサイレンサーで、多少費用がかかってもかまわないというのであれば良いのですが、ヘタしたら、社外の専用サイレンサーを買った方が安価な場合も無きにしも非ずです。新品なり中古なり、サイレンサーは入手しなければいけないので。
材料代は削れないので、労力削るしかないのですが、予算のある話ですので、限られた中で最大限、気に入ってもらえる物を作って、オーナー様に喜んでもらえればと思いつつ製作しています。