2009/4/22

あずき色の・・・コレ!  水曜:これは好物!


子供の頃から食べ慣れたものって、やっぱり忘れませんね。

自分で買って食べたものよりも誰かに買ってもらって食べたもののほうが多かったかな。
いや、「おやつ」とかなら、子供の頃って自分のお小遣いで何か買うよりも身内がいつも買ってくる味のほうが記憶に多いのというのが本当のところ。

「お母さんの味」「おばあちゃんの味」「近所の味」「生まれた街の味」・・・・

僕はおばあちゃん子だった為か、この分野となると断然「おばあちゃんの味」の勢力が増します。

だいたいお年寄りはその街の事情通だから、どこに美味いもんがあるのかお見通し。
最近の口コミ情報は確かに美味い所もあるけど、この中で何年、何十年と続く店になるのはほんの一握り。
何事も続いて初めて本物なので当てにならないんですね。

初めての街をウロウロする時でも、お年寄りが目立つお店は要チェック。
何となく話題っぽいお店って、次に行った時には無くなっていたり味が変わってしまったりで「一時(いっとき)の偶然」って事が多い。

さて、全国何処でもある「おやつ」。
その中でも、子供の頃に馴染んだ「おばあちゃんの味」ベストテン(そんなのがあれば、ですよ!)に必ずランクインしそうなのが「おはぎ」。

さて、ココで問題です!

よく似た「おはぎ」と「ぼたもち」
一体何が違うのでしょうか?

正解は・・・・

どちらも「同じ」食べ物なんだそうです。
へぇ〜。

参考にはなるがあまり当てにならない電脳辞書の「おはぎ」記述

でも、「おはぎ」の中は「餅」ではなく「もち米」じゃないか?
だから「おはぎ」はもち米、「ぼたもち」は餅、とちゃんと区別されてるぞ!
桜餅と道明寺の違いぐらい明白じゃないか!とツッコミたくなる。
「おはぎ」と「ぼたもち」は違う、という意見の方、僕も同感です。

まぁ、それはともかく、「おはぎ」となれば僕はコレが一番馴染んだ味です。

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シンプルな包装紙を開けると・・・・


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『五色おはぎ』(松山市二番町・みよしの製)

松山っ子でこの「おはぎ」を知らないのはモグリだ、と思えるほど地元では有名。
夕方に行って買えたらラッキーで、大体は午後のお茶タイム前後には売り切れてしまう。

この「おはぎ」は本当に小粒。
どれも一口サイズ(写真ではわかり辛いけど)。
だから5個なんて・・・・(笑)

それほどに美味い。
100%手作り。

店は菓子舗や売店ではなく、茶房の中で売っているからきっと最初は引き戸を開けるのに勇気がいるかもしれない。
でも、開けると必ずカウンター越しに見事な白髪の二代目女将が笑顔で出迎えてくれる。
初代女将は昨年96歳で他界する直前まで店頭で迎えてくれた。
実家に帰った時に時々おはぎを買いに寄って「今年で何歳になったの?」と聞くとハッキリと応えてくれた姿が懐かしい。
初代は僕が子供の頃から「おばあちゃん」だったわけで、そういう意味でもこれは「おばあちゃん」の味。

甘味処だから店内のテーブルでお茶と一緒に食す事が出来るのだけど、割と短気な地元っ子は「持ち帰り」派が多勢。5個入り1パックを買ったらサッサと家路に急ぐ。この時点で腹の中では「今日は何から食べるか」を決めているはずだ。(笑)

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「みよしの」松山市・二番町

笑福亭鶴瓶氏が「嫁はんの地元に行くと必ず買うみよしののおはぎ。あのちっちゃいの、おいしいんですよ」とテレビなどで言ってからは地元以外でも知られる店になったが味は変わらない。

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みよしの」は大街道アーケードの服部時計店前のローソン筋を入ってすぐにある

「おはぎ」の種類なんですが、
「みよしの」のおはぎは「粒あん」「こしあん」「胡麻」「青海苔」「きな粉」の5色。
子供の頃は「青海苔」は嫌いだったが、いつの頃からは平気になった。

特に「こしあん」と「粒あん」が美味い。
余分な甘味を控えてあずき本来の甘味を生かした造りなのがこの「色(あずき色)」からもわかるでしょう。
黒砂糖などで甘く味付け&着色した「黒餡」とはちょっと違う。
これには初代女将は絶対的な自信を持っていたようで、生涯その味を守り抜いた。

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さて、この「おはぎ」。
こしあん、粒あん以外の種類は全国でも様々だと思うんですね。

実際に僕の実家の近所でも、この「みよしの」の他にもたくさん菓子舗があるので違う種が見られました。

今は無くなってしまいましたが同じ大街道アーケードの中にあった「ロンドンヤ」という老舗の洋食堂がなぜか「おはぎ」を作っていて、そこの5色は「きな粉」の代わりが「白あん」。これがなかなか旨くて子供の頃ハマっていましたが、今じゃもう過去の味。

なぜ洋食堂に「おはぎ」が?という疑問。
その昔、この大街道の中は二車線の道路で両脇にアーケードが広がった街並み。
市内・郊外バスのメインルートでもあり、ちょうど街の中心のバス停「大街道」の目の前にあったのが「ロンドンヤ」と「三越」。
郊外からやって来る人、戻る人が多いのでバス待ちの人達向けの「おみやげ」として用意していたようです。
今でもそのロンドンビルは残っていて飲食店のテナントビルになっています(三越松山店・大街道口正面)
もっとも、子供の僕は「ロンドンヤ」と言えば筆頭に“ハヤシライス”でしたけどね。(笑)

その頃の古い写真がありました。

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すでに休日は歩行者天国が開始されていてバス路線も変更後の1960年代後半の大街道

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現在の全蓋式アーケードの大街道(上の写真とほぼ同じ位置)

柱の位置もほぼ同じなのに、写真で見るとなぜか昔のほうが通りも広く感じるのはなぜでしょうねぇ?
今も変わらぬ色で走る松山の市電に乗って、
今も変わらぬ五色の「みよしの」のおはぎなどいかがでしょうか。


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