2006/3/30

名盤2枚というけれど・・・・  木曜:Jazz & Classic Library


で、無事に東京に戻りいつものパソコンでチェキラ。画像デカいですねぇ、やはり慣れたパソコンで編集するのが一番楽です。

ジャズに名盤数あれど、人それぞれです

今日御紹介するアルバムを初めて聞いてから、もう30余年も過ぎたんですが、リアルタイムで聴けてラッキーだったと言える1枚です。

それが、これ↓
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「チック コリア/ライト・アズ・ア・フェザー」(ポリドール/1974年)

チックコリアのこの時期のアルバムとしては前年の「リターン・トゥ・フォーエヴァー」(ポリドール/1973年)が“カモメのチック”としてあまりにも有名。「リターン・トゥ〜」最初聞いた時の感動は忘れられません。「やっとジャズも渾沌として世界から脱却したな!」と岡山の山の中の音楽科で高校1年だった僕は“生意気”にもそう思った。そう思ったのは僕だけじゃなく、寮で隣室のN森(現Nフィル楽団員)などは感動のあまりに僕のLPを「冬休みの間拝借させてね〜ん」と持っていってしまうくらい
それだけ「リターン・トゥ〜」は次の時代に希望と勇気をもたらしてくれた重要なアルバムだった。





こちらの「ライト・アズ〜」はと言うと、最初は正直なところ「リターン・トゥ〜」の残りテイクのような感じがしてそれほどでもなかった。ただ、これを聞いた環境の中では生活のリズムや喜怒哀楽、70年代半ばという時代の空気にピッタリとフィットしたもので、僕は冬枯れの山を散歩する時にこのアルバムの音とイメージを合わせて楽しんでいた。



時代は過ぎて・・・・・・

今の時点でこの二つのアルバムのどちらに軍配をあげるか、と言うと難しい気がする。自分がミュージシャンとして演奏活動する中で、自他のセッション等で取り上げられ実際に演奏してきた曲というのがスタンダードだと言えるんだけど、そうなると圧倒的に「ライト・アズ〜」。もうジャズスタンダードの名曲と言い切れる“スペイン”、ボーカリストが取り上げる“ユア・エブリシング”、セッションで昔流行った“500マイルズ・ハイ”・・・・・。ミュージシャンが好んで取り上げる曲は圧倒的に「ライト・アズ〜」なんだ。スペインは今でも若い人に人気のスタンダードだ。

その後チック コリアは「リターン・トゥ〜」をバンド名(RTF)にしギターを加えて「いわゆる」フュージョン・サウンドのアルバムを発売するけど、僕は少しずつ興味が薄くなってチック コリア個人の「フレンズ」とか「マイ・スパニッシュ・ハート」とかRTF名義以外のものばかり。
思うに、初期の2枚はとてもセッション的な作りで曲が出来ていて、特に「ライト・アズ〜」はかなりラフな構成。このアルバムの曲がミュージシャンに絶大な人気があるのも、大らかに曲を解釈出来るところにあると思う。
やはりチック コリアは素晴らしいメロディー・メーカーだったんだと、今になって思う


複雑ではない、シンプルなメロディーとコードにチック コリアの若き自信と素顔が見え、フローラ・プリムのボーカルが実に印象的な、現代ジャズの起点として是非聴いてほしいアルバム。



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