2006/9/21


昨夜エアジンのライブが終わって駐車場へ車を取りに行こうと通りに出たら・・・・
パーキング・メーターに一台も車が止まってない まだ宵の口の午後11時過ぎだと言うのに。。。。
夜の繁華街から車が消えると、こうも寒々しいものか。アメリカだって何処だってパーキング許可証を持っていれば路上駐車は当たり前。住宅地の中じゃあるまいし、しかも日中は駐車可なのに夜8時から朝まで駐車禁止とは無駄・無駄・無駄。狭い国土を何と心得る
せめて繁華街でパーキングメーターのある場所は24時間メーターが使えるようにすべき。まるでゴーストタウン。ホント誰も困らんよ。

お陰で今夜は近くのライブレストラン『KAMOME』で遅い夕食を食べて帰ろうと思っていたんだけど、通りの“ゾ〜〜っ”とする光景を見たからにはサッサと横浜とおさらばするしかない。途中で久し振りに深夜のファミレスに行った。コンビニなんだかファミレスなんだかわからない看板の店だ。マタ〜リしたウエイトレスがマタ〜リした料理を運びマタ〜リしながら食べ、マタ〜リ煮詰まったコーヒーを何度も注がれマタ〜リと休憩して帰ったら午前2時でした。

なぜ昨夜の話しかと言うと、9月10日のブログで紹介したアルバムの当事者でもある市川秀男さんにそのアルバムの話しを休憩中にいろいろと聞く事が出来たからだ。そのアルバムとは・・・
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『MEGALOPOLIS/松本浩・市川秀男カルテット』(新星堂/1969年録音/原盤:日本ビクター)

松本浩さんというヴィブラフォン奏者はこの音源で初めて聴いた。ソリッドな演奏で69年という時代を考えると先進的な音。
現在73歳で、このアルバムを復刻するにあたり今年市川さんと会ったそうだ。とにかく話好きの人で、テナーの松本さん(故人)がスリーピーというニックネームだったのに対してヴィブラフォンの松本さんはスピーキーと呼ばれていたそうだ。今も昔と変らずバイタリティーに溢れているそうです。市川さんによれば、当時もう一枚ボサノヴァのアルバムをレコーディングしたというからいつか登場するのでは。
当時はスタジオにヘッドフォン・モニターが無く、全員が「せ〜の」で録音していたらしい。ライブとまったく同じ環境なわけ。時にはスタジオに椅子を並べてお客さんを入れて録音した事もあるそうな。何だか楽しそうな時代ですね。
そう思って聴いてみると、賑やかな曲はドラムが遠くで鳴っている謎も解けます。松本さんはギターの中牟礼さんなどと同期で長らくホテルで演奏の後、渡米したとの事。それ以降については市川さんもあまり知らないらしい。ともあれ興味深いアルバムです。

さて、タイトルの「Lady T.」。
これは市川さんのオリジナルのワルツで、今日も一緒に演奏します。実は前(7月8日のブログで)アイドル的な存在だった邦人ジャズ・アーチストの名前を挙げ、実際に共演出来た事を喜びに思っていると書きましたが、その中でもこの「Lady T.」を聴かなかったら(生意気にも)オリジナリティーのある曲が日本のジャズから生まれる事など無い、と思っていたくらい。演奏は好きでもワクワクする曲に出会ってなかったのでしょうね。
だからこの曲を聴いた時、地方にいた僕は大いに勇気付けられました。こんな曲が毎夜演奏出来るなら東京も悪く無い・・・。今よりも邦人のジャズ・アルバムが地方で手に入りにくかった頃ですから出会ったのは、もう偶然としか言い様がありません。
今夜はその“Lady T.”を聴いてワクワクしたアルバムを。

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『SUNRISE SUNSET/福井五十雄』(Three Blind Mice/1976年)

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『ONLY TRUST YOUR HEART/水橋孝』(RCA/1976年)

上のアルバムはベースの福井さんの初リーダーアルバムでヴィブラフォンの松石和宏さんがフィーチャーされています。もちろんピアノは市川さん。一昨年スリーブラインドマイスの藤井社長と雑談になった時に「このアルバムを是非再発してよ」とリクエストしました。恐らく「MEGALOPOLIS」を上回る反響があると思います。
松石さんとは東京に出て来た頃にギタリストの紹介で当時新宿にあった「G7」という店で会いました。「何か演奏して行きなよ」と言うので調子に乗って演奏したら「ずっとやって」とその日は僕ばかり演奏してしまい松石さんの演奏は殆ど聴けませんでした
後に市川さんと一緒に演奏する事になって話しには出てくるんですが、まだ実際にちゃんと聴いてないのが残念です。

下のアルバムはベースの水橋さんのアルバムで、メンバーは市川さんにドラムがジョージ大塚さんというピアノトリオ編成。先に福井さんのアルバムの「Lady T.」を聴いていたので、こっちの「Lady T.」はまるでサカリの付いたネコのように駆け回ります。それがまたスリリングで、こんなに自由に曲を演奏しちゃう市川さんというピアニストに是非会いたいと思った切っ掛けのアルバム。

で、肝心の市川さんのリーダー・アルバムには「Lady T.」があるのかどうか・・・
サイトを見たらありました。
『SKYS CLAYPER/市川秀男』(テイチク/1976年)
6枚目のアルバムで、これも76年の録音ですから、本人もよっぽど気に入った曲だったのでしょう上記を加えると同じ年の3枚のアルバムに収録されている事になります。これはどんなLady T.なんでしょうねぇ。。
今度聴かせてもらおうっかな〜

あ、Lady T.って昔市川さんが飼ってたネコの事だそうです。

おしまい



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