2006/9/25

ゴゴイチ!  月曜:ちょっと舞台裏

ゴゴイチ。





濁点を取るとカレー屋さんになってしまいますが、その話しではありません。
午後1時。

広く芸能一般で人が集まったり、作業の打ち合わせで申し合わせたように出てくる言葉です。音楽も例外ではありません。つまりは「始業時刻」。ビジネスマンの人の9 to 5(ナイン・トゥ・ファイブ)の9に等しい。

元々舞台というのは夜になって開演するものなので、それを中心に生活の時間が回っていますから音楽であれ演劇であれ演ずる人間の多くは夜型です。
別にジャズに限らず例えばクラシックの大御所の方であっても夜中の11時を過ぎてから日付けを超えた午前1時過ぎまでが“ギンギン”のテレフォンタイムだったりします。「あ〜ら、赤松さんお元気〜!」とか、この時間帯は気持ちがオープンになってるので皆かなりのハイテンションです。

そんなですから「始業時刻」の境目を見分けるのは難しく、昼型と夜型の人間の接点としても「ゴゴイチ」は都合がよいのですね。






昔はスタジオも「せ〜の」型の“イッパツ録り”が多かったので「では、ゴゴイチで!」という始業時刻が設定されていましたが、最近は楽器によって入り時刻が分散される傾向にあってリズムセクションは“ゴゴイチ”、オーバーダブ組の楽器は夕方以降、時には作業の進行状況を逐次連絡待機とか、随分変わってきました。
それでも「せ〜の」でやるアルバムレコーディングはやはり“ゴゴイチ”。これは午前中にスタジオ側が機器のチェックやスタンバイを行う必要からもありますが、午前中からミュージシャンを引っ張り出しても結果良い演奏に期待出来ない意味もあります。(みんな寝ぼけて思考回路が停まってますから/笑)






東京の場合、もう一つ“ゴゴイチ”の理由が。

交通渋滞。
渋滞のパターンを見ると、まず午前7時過ぎから午前9時までは朝の通勤ラッシュ。続いて午前9時に「始業」した会社の車が一斉に会社から飛び出す始業ラッシュそれに近所のおばちゃま達の買出しラッシュ(広告の品買出しラッシュともいいます)が加わり、これが午前中いっぱい続きます。
そのラッシュの波が途切れるのが、ちょうど「お昼どき」。つまり昼食タイムなわけです。みなさん何処かに車を停めて食事に入るわけですね。

夜型のミュージシャンが起きる平均的な時間が午前11時。いわゆる業界の人からの電話(最近はメールが主ですが)連絡タイムがこの時間帯ですから、そこで朝食を食べ珈琲などで頭を覚まし、ではそろそろ、、、というのがちょうど正午過ぎ、世間的な「昼食タイム」になるわけです。






ラッシュの時間帯に移動するのと昼食タイムに移動するのとでは下手すると倍以上時間が違いますから“ゴゴイチ”というのは時間に厳しい世界では重宝がられるのです。
どのくらい効率がよいかというと、僕が使うインターから新宿まで、昼食タイムに高速に乗れば15分ですが、午後1時を過ぎると30分は見ないと不安。。。この図式で考えれば1時間で行けるところに2時間。。。それだけで疲れますね。

ともあれ、“ゴゴイチ”は今も始業時刻として生活の中の指針になっているのです。


おしまい



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