2006/4/5

(続)カツ丼考察  水曜:これは好物!

先々週に紹介した福井のソースカツ丼と僕の中では「玉子でとじないカツ丼」の双璧を成しているのが今日御紹介する個人的な究極のカツ丼。
何処にでもある食べ物故に惹かれるからには独自の個性を放っています

我が家で「カツ二列」の称号をもって崇め奉っているこのカツ丼(ちょっとオーバーかな)は、先々週の福井のソースカツ丼と同じでご飯の上には揚げ立てのカツしか乗らない。
玉子もネギもタマネギもなし

シンプル故にごまかしが利かないんです。

再び深夜に狛江方面からネギ嫌いの元弟子sa-ki-koが奏でる歓喜のリズムが聞こえてきます よく聴くとカウベルのようでカウベルでなく、どうもたこ焼き器の底の音のようなんですが・・(^^;

池袋から東武電車に乗って終点の寄居駅。駅を出て左に道なりに曲がると、この店は何の飾り気もなく、多少軒先が斜に傾いていようが、ちっとも気にせずに、地元や東武電車の運転士さん達から愛され続けて100年以上。(調べたら創業は明治40年だとか!)

カツ丼『今井屋』

どう見ても最初は入るのにかなり勇気のいる店構え。中に入ると小さな店内は老若男女で溢れている事が多い。どう見ても昭和の大衆食堂。僕も初めて入った時は正直かなり不安だった





おばちゃんに「カツ丼下さい」と告げるとそこで初めて奥でカツを揚げる音が聞こえ始める。ちょっとラード独特の匂いも漂ってくる。これで安心(注文しても揚げ溜めしたカツを二度揚げするだけの店とは違う)。

しばし待つ事、、、
突如「はい、カツ丼ね」と言っておばちゃんがテーブルの上に運んでくるコレ↓を見て驚くはず

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ふ、蓋が、、、、し、、しまっとらんゾ〜

それもそのはず、ドンブリの蓋を取って驚いた

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カツでご飯が見えない
何とカツは二枚乗せられており、我が家の「カツ二列」の語源はここから。

ここは醤油ベースのすっきり系甘辛ダレなんです。揚げ立てのカツをそのたれにサッとくぐらせ、ご飯にもタレが諄くない程度の絶妙のバランスで染みているんですね。
また、このカツがクリスピーですっきり系の甘辛タレと素晴らしいハーモニーを奏でます。

どうです?食べたくなったでしょ

カツ丼なんて、脂ぎってコテコテでしょー、って思ってる人もいるんじゃないかと思いますが、いえいえ、ココのは全然脂を感じさせませんって。

結構お年寄りが昼間にやって来て「カツ丼ね」、とぺろりと平らげているのを度々見掛けますから、すっきり系というのがおわかりいただけるかな。

最初の頃は、このカツ二列を制覇しながら、下に埋もれたタレご飯を食べるのに苦労していましたが、ある時、地元のお年寄りの食べ方を見て、

なるほど

まずドンブリの蓋を取り、テーブルに置き、
そこへ“カツ一列”を移動させるのです

ドンブリに残る“カツ一列”でご飯を半分食べ、後半のご飯を蓋に置いた“カツ一列”でいただくのです。
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これには恐れ入りました。やはり先人の流儀を知らなきゃいけません。
人生日々学習です

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「カツ丼『今井屋』」埼玉県寄居町1236-1
夕方になると売り切れの時がありますので御注意を!数回悲しい目に会いました
東武電車の運転士さんが弁当で頼んでいるのをよく見掛けます。

おしまい



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