2006/4/12

真打登場!  水曜:これは好物!

昨日から東京はまるで梅雨のような天候
今や台風並みに発達した低気圧のおかげで外は暴風雨である

突然ですが・・

ある食べ物の印象について周りの若い人に聞いて「え〜っ?」って思う事がある。「ぐちょぐちょしてて嫌い」「なんか臭くて嫌い」「ほとんど意識して食べてなかった」「下のタレごはんだけ大好き」・・・・・ううん、どうも印象が散々である
この食べ物以外でもいくつか印象が異なってしまった食べ物を知ってる。




原因ははっきりしているゾ




スーパーやコンビニの食べ物に慣されてしまったおかげで、心以上に食の世界は病んでる、としか言い様がない、、、、



音楽や美術といったものも、ひょっとすると同様に慣されてしまってないか?



スーパーやコンビニで見掛ける「銘品」もいいけど、それは単なる入口にしか過ぎないゾその後ろに広がる豊かな感性を大切にそろそろ冒険してみようじゃないか! 
朝ズバっと (←久し振りに出ました)





いやいや、高度成長期に育った僕らでさえも散々“病んでる”と言われ続けているんだけど、ジャンクフードとそうじゃないものくらいの分別は付けつつ、それで両方を味わっているんだが、、、、それでも呆れるほど分別が無くなってしまったものがあるんだ。


『鰻』、そう、あのニョロニョロしたうなぎ、今日はそれです。


どうも印象が良くないんだよね〜、理由に「臭い」というのが一番多い。ううん、、。これはスーパーでパックされた物が一番の原因だと思うんだけど、嫌いという人の大半が「鰻屋」で食べた事がないという。ある人に言わせれば、「昔はステーキだって寿司だって高級品だったけど安い輸入肉や回転寿司が氾濫して価値観が変ってしまったんだよ」。
それは否定しないが、まぁ、「臭い」とかと言う本来提供される時には無いハズのものを取ってから食べ物を賞味するのもいいんじゃないかと思う。


そんな印象をブッ飛ばせ〜


昔埼玉に住んだ事があるので、意外と言っては失礼なほど埼玉は食文化の整った地区だと認識している。みんな『鰻』と言うと「蒲焼き」を連想してるでしょ? あれって発祥は埼玉の浦和や川越付近なんだそうな。『鰻』と言えば浜松でしょー、という印象があるのはキャンペーンの努力の跡。浜松でも美味しいところがありますが、やはり製法の点で洗練度が優ると思うのは埼玉の「江戸」寄りの地域。

今までにいわゆる「銘店」の鰻も含めてかなりの場所で食べた記憶があるけど、その中でダントツに輝いている(あくまでも個人的ですよ)のが、ココ

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埼玉の川越市にある老舗「小川菊(おがぎく)」


川越市には鰻の名店が数多く、僕も最初は他の店や近年人気のあるお店には通っていた。確かに何処のお店も他の地域よりも旨かった。その前は静岡県の三島のお店も気に入っていて鰻を食べる為に足を伸ばしていたんだ。
埼玉に住んでいた時、川越でジャズの好きなファミリーとピアノの市川秀男さんを介して知り合うようになり、当時すぐ近くに住んでいた事もあって何度も川越に足を運んでいたのでいろんな話しをしていたら「鰻なら●●と●●で食べたが美味しかったよ」と言うと、みんなに「え〜っ、小川菊を知らないの?」と言われた。
当時住んでいた所の近くにも旨い鰻屋があって(本当にこの地区は鰻のレベルが高いんだ)それで満足していたので(食べ物アナリストでもないし)、じゃ、今度探して行ってみよう、、、

それから数日後、初めて「小川菊」に足を運んだ時の感動は忘れられない
もちろん鰻屋だから鰻しかない。うな重並、上、特上、白焼き、うざく、うな丼、シンプルなメニュー。コレは当たり前と言えば当たり前。サラダやサイドメニューなど無し。ジャズ喫茶に入ってJ-POPが流れていたらキレるのと同じ。そういう店の姿勢が心地よい。

スッキリとした旨味に満ちたタレ、ほっこりしたご飯。重箱を開けただけで広がる至高の香り。柔らかく丁寧に仕事された鰻、ほおばるだけで幸せになれるから、他には何もいらない。もちろん臭みなんて微塵もあるはずがないんだ。そして、この店で出る自家製の漬け物がまた鰻を盛りたててくれる。
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『小川菊』埼玉県川越市仲町3-22

あまりの旨さに以来僕はこの店の虜になり、何人にもこの店を紹介し、何人もがファンになった。
その中には、それまで「鰻は嫌い」と言っていた人がたくさん含まれている事もお忘れなく

また七代目の“大将”はジャズファンでもある。

ちょっと鰻でも、、、と思ったら足を伸ばしてみる価値ありますよ。何よりも地元川越の人に愛されて180年を超える歴史と、お値段も努力して手頃な価格を守り、鰻を江戸時代から続く庶民の食文化として継承している姿勢に脱帽
旨いモンはジモティーに聞け!です。

僕のお薦めの中の真打。

小川菊ホームページ
http://www.koedo.com/ogagiku/
↑しかし、雑誌の取材で極意を聞かれて「ただ焼いているだけ」と答える大将の事なので、ホームページがシンプル過ぎる(大将観てたらそろそろ更新しなさい)
ので、こちらを↓参照に
http://www.koedo.com/romanbito_ogagiku.html

小川菊の鰻を知っていると人生で何か得をしたような気分になれます。そんな江戸時代の粋を感じさせるお店。今は引っ越して家から川越まで車で1時間半は掛るようになったけど、、、通っちゃうんだな、コレが



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