2006/4/14


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。金曜第四回目の今日は4本奏法のグリップとマレットのお話しです。

マレットキーボードを演奏する為には、叩く道具のスティック(マレット)とマレットの持ち方(グリップ)にいくつかの選択がありますね。
世間ではいろんな事が言われているのかもしれませんが、
大別すると2つの種類、スタイルが世界の主流になっています。

【種類】
(1)クロスグリップ系
(2)マッサーグリップ系

【スタイル】
(1)-a:トラディショナル・グリップ
 主に2本マレットから入った人が外側に1本ずつ足して4本とするスタイル
(1)-b:バートン・グリップ
 ジャズヴァイブ奏者Gバートンが広めたスタイルで最初から4本奏法向き
(2)-a:マッサー(ムッサー)・グリップ
 ムッサーが広めたマレットを手の中で重ねないバランスが理想的な4本奏法
(2)-b:スティーブンス・グリップ
 マリンバ奏者スティーブンスが広めた欧米で流行のムッサーグリップ改良型

今までに書込みやメールでたくさんの人から「ヴァイブをやる為にはグリップを変えなければならないのか?」という質問が寄せられてきましたが、、、、




答えは





ノー




それぞれに長所・短所があります。
どれが良くてどれが悪いというのはナンセンス。


自分で自分に合ったグリップを身につけて、




あとは創意工夫あるのみです。(きっぱり)




主な特徴としては(1)のクロス系のグリップでは手の中で重ねたマレットがカツカツ鳴ってノイズが出る事もありますが音量の点ではクロスグリップに優るものはありません。マレットの開閉はa,bとも素早く出来ますがa.は若干広がりに限度があります。(2)のムッサー系のグリップでは4本をバラバラにコントロールする事が出来るので繊細な表現に最適ですが音量は思うほど出ないのが弱点です。マレットの開閉はクロスグリップほど早くは出来ませんがb.はトラディショナル・グリップよりも広く開きます。

僕は↓この通り楽器を始めた時からバートン・グリップ
クリックすると元のサイズで表示します

他のグリップの事はそれぞれのユーザーから聞いただけですが、グリップは違っても創意工夫で何とでもなると思っています
なので、指導する時はグリップに関して特に指定する事はありません。あくまでも要求される事に支障がない限り、どんなグリップでも良いと思うからです。

僕の事ばかりでは信憑性がないかもしれないので(^o^)
これを毎週欠かさず読んでるみなさんにより身近な、今日の午後レッスンに来た弟子達の様子をルポしてみましょう


本日のトップバッターはS学園大学出身のA木さん。彼女はスティーブンス・グリップです。
クリックすると元のサイズで表示します
マレットはSebastianの「木」のマレットを使っています。スティーブンス・グリップの場合音量が小さいのでマレットを工夫して弱点を克服すれば良いんですね
クリックすると元のサイズで表示します
ジャズの場合はメロディーの上にオブリガートやコードを弾かない為に左内側、右外側のマレットを主体としたコントロールに奮闘中。

続いてはT音大を卒業したばかりのH田さん。彼女はバートン・グリップです。
クリックすると元のサイズで表示します
マレットはGOOD VIBESで彼女の場合はやや短かめにマレットを持ってます。材質は「籐」です。体格がそれぞれ異なるように、手の大きさ、厚さ、腕の長さ、身長もそれぞれです。自分がしっくり来るスタンスがあるの同じグリップでもみんな特徴があります
クリックすると元のサイズで表示します

続いてはN芸術大学出身のN崎さん。そう、掲示板でもお馴染みのNさんです。彼女は最初トラディショナル・グリップでしたが途中からバートン・グリップに変りました。
クリックすると元のサイズで表示します
マレットはSebastianで彼女はロングタイプのマレットを使っています。材質は「籐」です。バートン・グリップに変えた理由はやはりコードヴォイシングの点
ジャズではメロディーの下にハーモニーを付ける事から変更となったようです。
クリックすると元のサイズで表示します
上のH田さんと同じグリップなのに指の角度とか違いますね。みんなそれぞれに自分流を身に付けていればいいんです。

はい、みなさんお疲れさん

本日登場してもらったスタイルの他に、トラディショナル・グリップの弟子もいるし、特にそれで苦労している人はいません。

要するに、ジャズを演奏する場合は、コード理論を取り込んでメロディーに対してハーモニー付けを行ったり、ダブル、トリプル・ストロークを使って左右の手の交差を制御したり、、、と、叩くだけではない部分とグリップが連動すれば良いわけです。

その部分を知らずして演奏すると、、、、、、



と〜〜っても難し〜〜〜〜ィ 事をやってるような錯角に陥ります



謎解きは、シンプルであるべき
なので自分が一番慣れ親しんだグリップを使って
たくさんの音楽を聴き、
自分の身体がシンプルに音と条件反射出来るように整えておきましょう。

グリップは数あれど、、、、、、、

知らなければならない事は一つ
グリップで音楽するんじゃないんだもんね。


おしまい



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ