2006/6/21

楽屋では・・・・  水曜:これは好物!

昨今は全国何処でもコンビニやケータリング・フードが発達したせいか「楽屋弁当」「差し入れ」もバラエティーに富んだものが増えましたが、少し前まではいわゆる「定番」というのがありました。


(1)内容しっかり、味もしっかり・・・・折詰め弁当

楽屋弁当として東京で最も知られるのが日本橋の『弁松総本店』の折詰弁当でしょう
ありとあらゆるジャンルの楽屋で一体何度食べた事でしょうか。

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二段重ねの折詰めでご飯とおかずに分かれていますが、ご飯は「白飯」だったり「赤飯」だったりします。どちらかと言うと「おかず」には「白飯」の方が合うと思うのですが「赤飯」も捨てがたい味わいがあります。

それにしても、江戸時代の味付けが今に残ると言いますが、最初食べた時は西日本出身の僕にはその「濃過ぎる」味付けに即ノックダウンされました。
東京出身のミュージシャンでさえ濃いと言いますからね。
少し「こちらの味」に慣れてからも、かなり悪銭苦闘しました(笑)。ある時、一緒の楽屋だった人は「濃いと思ったら“きんとん”で口休め」してましたが、超辛-超甘-超辛-超甘の往復は、、、、僕には度胸がなかった。

しかし、慣れというよりも「愛着」のような感じで、時々食べてみたくなる時があります。それほど最近は「定番」の「楽屋弁当」に出会わなくなってきたような気がしますね。あのしっかりとした味付けの煮物、だしの効いた玉子焼、そして何よりも「しっかり、ほっこり、艶っぽく」炊き上げられたご飯が懐かしい。
コンビニの弁当に比べたら遥かに旨いんだな、コレが
江戸の粋というのでしょうか。何処かで一度御賞味あれ

あ、それと、この折詰の容器は竹で出来てるので、食べ終わったらアルミホイルに包んで焼くと活性炭が簡単に出来るそうです。脱臭剤になるわけで、これは凄いアイデアです。


(2)サッサと、トットと・・・・・差し入れ

こちらは昭和の高度成長期から重宝されていて、今では最寄りのデパートやスーパーでも売られているので関東にお住まいの方は「定番中の定番」だと思いますが、楽屋の「差し入れ」として昔から人気があります。
それは・・・・・

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青山『まい泉』ヒレかつサンド

東京は「とんかつ」の旨い街です。カラっとラードで揚がったサクサクの衣とジューシーな肉の旨味が合体。全国各地にも旨い「とんかつ」はありますが、質・量・価格の平均値は東京が一番バランスが良いと思います。
そんな「とんかつ」をパンに挟むんですから、シンプルながら各店の個性がはっきりと出ます。高級なのからお手軽なものまで多種多様。「冷めても美味しい」に加えて「冷めても肉が柔らかい」というのが「かつサンド」。

楽屋弁当でも顔を見せる「井泉(イセン、元セイセン)」は上野の老舗、こちらの「まい泉」は昭和に有楽町に誕生した「井泉(イセン)」をルーツとする店。現「井泉」もヒレかつサンドを各所で出しているが、僕はこの「まい泉」の方が好きだ。

初めて食べたのは20代の頃で知合いの女性ピアニストの差し入れ。それまで●ンタッキーとか●クドナルドとかジャンク系の差し入ればかりが溢れていた僕らの楽屋に突然登場した。かつサンドは別に珍しいものでも何でもなく、学生時代に行き附けの洋食屋で「裏メニュー」として出来たてホッカホッカでジューシーな「死ぬ程旨いかつサンド」とかを作ってもらっていたので軽〜い気持ちで口に運んだ。
すると、、あらら、、
軽いじゃないですか、少し甘味のあるソースが疲れを癒してくれるじゃないですか、作業しながら手を汚さずにパクパクイケるじゃないですか
こんな軽〜くて、お手頃なかつサンド、知らなかったなぁ〜〜。
しかもジャンク系バーガーのようにズドーンと胃にこない。
特に「手を汚さずに」片手で食べられる、というのがポイントです。

それから、作業や打ち合わせでバタバタしている時には欠かせない「供」となりました。これも東京の粋、なのでしょうかねぇ。昔で言えば寿司の手軽さ(?)
正に「軽食」の王道でしょう。

駅や空港にも売店があるので、移動の手頃なお伴に是非どうぞ


おしまい



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