2006/7/4

阿波踊りだけじゃないよ・・・  火曜:街ぶら・街ネタ

本日は徳島市
徳島と言えば、阿波踊り、徳島ラーメン、鳴門の渦潮、いろいろとありますが、僕的にはこの街はジャズの街という印象があります

徳島市は人口約27万人の普段はこじんまりした街ですが、毎夏ここに100万人集める「阿波踊り」があるように、とにかくお祭り人気質に溢れた街です。
地理的にもここは関西との結び付きが強く、関西で見掛けないと思った人間が徳島に渡って元気にしている、というのはよく聞く話しです。だからか、まぁ、この街はミュージシャンが多い。ホント、ミュージシャン人口調査というのがあったら大都市に続いて必ず上位に入るでしょう。

この街との出会いを作ってくれたのが、地元ジャズ界のドン、ドラマーの「ジュンちゃ〜ん」こと太田純一郎さん。
ジャズドラマーでFMのデイスクジョッキーで、焼き肉の「カルネ屋」(ここ、ムッチャ美味しい!)のオーナー。恩歳73歳のスーパー・マルチ・ハイブリッド・ゴッドファーザーである
アメリカから帰国直後に徳島でライブがあり、その時に共演したのが最初。もう15年以上前の話しだけど、その時にお世話になってから何かと行く先々で御会いするようになった。「徳島で毎年ジャズのイベントやってるさかい、その内にに来てぇやー」。ある時旅先で一緒になって打ち上げで飲みに行った時、かなり酔っていた太田さんが突然椅子からひっくり返って床に強く頭を打付けて失神してしまった。「太田さーん、ジュンちゃーん」と動かさないで必死で呼び戻して事なきを得た。
「あ、どーしたんやろ、一瞬記憶が飛んだわ。三途の川、渡りよったわ。。」
それから僕は会う度に「この人がおらんかったら僕はココによーおらんかったんですわ」と紹介される。だから大先輩を「じゅんちゃーん」と言っても怒られないのである

その太田さんが発起人となって始めた徳島のイベントが「徳島ジャズストリート」。毎年8月と2月の一晩に徳島市内の11のライブハウスで44のステージを繰広げる。さすがに御高齢となった太田さんに代わって現在は実行委員が運営しているが、以前は太田さん一人が仕切っていたのだから、よほどの情熱が無い限り続かない。もう36回を数えるジャズイベントだ。

ジャズストリート(叉はストリート式ジャズフェスティバル)はニューオリンズの「ジャズストリート・フェスタ」が起源だと思うけど、日本では現在大規模な会場を設営して行っていた野外ジャズフェスティバルに代わってジャズ・イベントの主流になりつつある。街中のいたる所でジャズバンドが演奏し客は気ままに街を散策しながらいろんな会場を巡るのだ。国内では13万人の動員規模を持つ「横浜ジャズプロムナード」が最大だが、歴史は今年で13年め。僕も初年から出演していたのでこの様式のイベントが徐々に浸透して来た経過を肌で感じる事が出来る。国内発祥は「神戸ジャズストリート」。横浜も神戸も港町だ。徳島のジャズストリートはそれに続いて2番目に古い。今年で18年目に突入した。

僕はちょうど30回記念、15周年の時とその翌年にお邪魔した。

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最初の店で午後8時から演奏。ベースは「音楽体験記-3」の省略形挨拶でお馴染みの松山から駆付けた渡辺綱幸氏。この日は四国、関西からミュージシャンが徳島に集結して混合セッションを繰広げる。

会場は入り切れない程のお客さんで溢れる。1時間の演奏が終わると、ナント!楽器を分解して一時間後の次の店に移動しなければならない。
長年ヴィブラフォンをやって来たが、店から店へと楽器もろとも移動して演奏するのはこの時が初めてだった。

会場はビルの上階にある。エレベータ2機は会場に出入りするお客さんでフル稼動。しかし、それに怯んでいては次の店に到着出来ない。

「はい、すいませ〜ん、ちょ〜っと通してね〜、ハイハイ、ありがとう」

と声を張り上げながら怒濤の勢いで移動する人波を楽器運搬のスタッフと共にかき分けで進むのだ

ひゃ〜 真冬の2月と言うのに汗だくになる。。
親切に手伝ってくれるお客さんまでいる。温かいのだ徳島の人は。

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続いて無事に次の店に到着し楽器を組み立てて、ハイ、本番!
徳島出身の若手ミュージシャンが帰郷して参加。みんな太田さんを慕って集まるのだ。この街の音楽人口の圧さを感じる

最後のステージが終わると午後11時半。
「ふうー、流石に疲れましたねぇ」
と心地よい汗をかきながら軽くいっぱい、と行きたい所だが、、、

楽器の搬出が待っている。

しかも、ホテルの駐車場が午前0時で閉門すると言う。

ひゃ〜午後11時40分だぁ〜

あと20分しかないぞ、急げ・・・
5分で分解し、5分で運搬し、5分で積込み、5分でホテルまで飛ばし、かろうじてセーフ!

何だかずっと楽器の分解と組み立てと移動を繰り返している内に終わってしまったような気がするが、、、それもまたココならではの事。

ホテルから太田さんの「カルネ屋」に行き、焼き肉をたらふく食べて大騒ぎ。かなーり酔ってもうそろそろホテルへ帰ろうという頃になって、また知合いが来る。来ると話す、話すと飲む、飲むと酔う、酔うとそろそろと切り上げよう、と、また知合いが来る、来ると話す、話すと飲む、、、、何だか永遠にリピートしているような。。。

いいのだ。徳島は。踊るアホウに見るアホウ。同じアホなら踊らにゃソンソン
である


おしまい



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